ジャパン・オープン2021年度 ファイナル戦(日本馬術連盟公認3*競技会)競技結果/2022年3月19日(土)~3月21日(月)

日本馬術連盟公認競技会

[ジャパン・オープン2021年度 ファイナル戦/日本馬術連盟公認3*競技会]

2022年3月19日(土)~3月21日(月)の3日間にわたり、ジャパン・オープン2021年度 ファイナル戦(開催地:つま恋乗馬倶楽部/静岡県掛川市)が開催され、大会最終日には各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。

ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2021年度は全9大会を開催予定。AⅠグレード(大障害A)、AⅡグレード(大障害B)、Bグレード(中障害A)、Cグレード(中障害B)、Dグレード(中障害C)、Eグレード(中障害D)という6つのグレードで競技が実施され、第1戦~第8戦までのグレード別年間ポイント上位馬匹、第1戦~第8戦までに4回以上参加した団体(頭数無制限)、主催者推薦を受けた馬匹がファイナル戦の出場権を獲得。また、年間トータルポイントランキング上位の人馬 、グレード別ランキン グ1位の馬匹には、賞金または賞品が授与される。

ジャパン・オープン2021年度 ファイナル戦(日本馬術連盟公認3*競技会)開催案内/2022年3月19日(土)~3月21日(月)

AⅡグレード(大障害B)決勝

-優勝-
草薙達也&クラバット号
(座間近代乗馬クラブ)

7人馬が出場したAⅡグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm以下)では、3人馬がジャンプ・オフ(優勝決定戦)へ。迎えたジャンプ・オフでは、大会初日のAⅡグレードS&Hを勝った草薙達也&クラバット号(座間近代乗馬クラブ)が唯一のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)をきめて、見事に優勝。賞金30万円を獲得した。

続いて、昨年の全日本チャンピオンである鯨岡啓輔&エリオットVI号(東関東ホースアンドハウンド)が減点4、36.22秒で2位、森本健史&ヴァイスファーデン号(犬山乗馬クラブ)が減点8、33.68秒で3位、第1走行を減点4でフィニッシュした増山誠倫&グランドキャニオン号(小山乗馬クラブ)が4位、同じく減点4だった鈴木嘉憲&コンコルドⅡ号(Bell Stable)がタイム差で5位となった。

クラバット号(座間近代乗馬クラブ)はドイツ産のホルシュタイナー種(15歳セン馬)。2014年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、全日本障害飛越選手権2015で5位、2017で4位、2018で5位、2019で4位に入った。また、昨年にはひょうごインドアグランプリ2021(4スター)でFEIジャンピング・ワールドカップ 日本リーグ・三木大会(CSI1*-Miki )を制している。 

Cグレード(中障害B)決勝

-優勝-
水山大輔&カヴィア・ドゥ・ウィンシアZ号
(ステーブル小淵沢)

27人馬が出場したCグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/130cm以下)では、8人馬がジャンプ・オフへ進出。1人馬が棄権したため、7人馬で争われたジャンプ・オフでは、5人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の34.30秒をマークした水山大輔&カヴィア・ドゥ・ウィンシアZ号(ステーブル小淵沢)が見事に優勝を飾り、賞金15万円を獲得した。

続いて、岩館正彦&CRNコフスハーバー号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)が減点0、35.30秒で2位、朴本真侑&ユニカアルレッテ号(株式会社ユニカ)が減点0、36.45秒で3位、増山久佳&ビューティー号(小山乗馬クラブ)が減点0、37.41秒で4位、 福島大輔&メッサリーナPS号(STAR HORSES)が減点0、37.82秒で5位に入った。

カヴィア・ドゥ・ウィンシアZ号(ステーブル小淵沢)はベルギー産のザンガーシェイド種(18歳セン馬)。2015年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、ジャパン・オープン2017年度 第3戦(3スター)、2019年度 第5戦(3スター)でCグレード決勝優勝、大阪グランプリ2021 ファイナル大会(4スター)で中障害飛越《B》チャンピオンシップ 優勝といった成績を残している。

Bグレード(中障害A)決勝

-優勝-
福島大輔&コンティーナ号
(STAR HORSES)

17人馬が出場したBグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/140cm以下)では、7人馬がジャンプ・オフへ進出。1人馬が棄権したため、6人馬での争いとなったジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の34.39秒をマークした福島大輔&コンティーナ号(STAR HORSES)が見事に優勝を飾り、賞金15万円を獲得した。

続いて、井元躍登&IMTマンバ号(成田乗馬クラブ)が減点0、36.51秒で2位、増山誠倫&アダマス号(小山乗馬クラブ)が減点0、37.02秒で3位、斉藤香奈恵&ロビンソン号(乗馬クラブリバーサイドステーブル浜北)が減点4、39.47秒で4位、岡田華穂&グラムアー号(STAR HORSES)が減点4、41.63秒で5位に入った。なお、大会初日のBグレード S&Hを勝った鯨岡啓輔&シーラヴェンデル号(ペガサス乗馬クラブ)は第1走行を減点8でフィニッシュし、12位という成績に終わっている。

コンティーナ号(STAR HORSES)はオランダ産のKWPN種(10歳牝馬)。ハッピー・ロマ号という馬名で2019年にCSI(国際障害飛越競技会)デビュー。2020年にスペインのCSI3* 135cmクラス4位入賞、ベルギーのCSI2* 130cmクラス4位入賞、2021年にベルギーのCSI2* 135cmクラス優勝という成績を残した。先月開催されたジャパン・オープン2021年度 第8戦(3スター)で日本馬術連盟公認競技会に初参戦し、そこでもBグレード(中障害A)決勝を制してる。

※写真はイメージです(つま恋乗馬倶楽部での競技風景)