小池啓補&ノスコデブロンデル号(守谷乗馬クラブ)が悲願の全日本障害飛越選手権初制覇/全日本障害馬術大会2019 PartⅠ

全日本障害馬術大会

[全日本障害馬術大会2019 PartⅠ]

11月17日、全日本障害馬術大会2019 PartⅠ(開催地:三木ホースランドパーク/兵庫県三木市)最終日に行われた全日本障害飛越選手権(二回走行競技/160cm以下)にて、小池啓補&ノスコデブロンデル号(守谷乗馬クラブ)が優勝。2位には芹澤永治&アレクセイ号(ステーブルクリアラウンド)、3位には川口雅美&サムライブルー号(ライディングクラブフジファーム)が入った。

第1走行

11人馬が出場した第1走行では、草薙達也&クラバット号(座間近代乗馬クラブ)、芹澤永治&アレクセイ号(ステーブルクリアラウンド)、小池啓補&ノスコデブロンデル号(守谷乗馬クラブ)の3人馬が減点8。

そして、2016リオデジャネイロ五輪日本代表の福島大輔&グラムアー号(STAR HORSES)、川口雅美&サムライブルー号(ライディングクラブフジファーム)、髙田 潤&ジルヴァーナ号(SILVANO STABLES)が減点12、二位関 尭&クリアウェイ号(やまがた乗馬クラブ)が減点13で続いた。

以下、佐藤浩之&フォーラン号(JB北広島乗馬クラブ)が減点16、北井一彰&オテロ49号(アシェンダ乗馬学校)が減点20、原田亜衣&パンドラ号(ドリームファーム)が減点20で走行を終え、ここまでが第2走行へ進出。佃 日出彦&キングアーサー号(乗馬クラブリバーサイドステーブル浜北)は2反抗失権となり、第1走行での敗退が決まった。

第2走行

第1走行での成績が下位の人馬から順にスタートをするリバースオーダーで行われた第2走行では、5番目にスタートを切った川口雅美&サムライブルー号(ライディングクラブフジファーム)が減点5でフィニッシュし、総減点17で首位に立つ。

一方、減点12で川口と並んでいた6番目の福島大輔&グラムアー号(STAR HORSES)は減点9、7番目の髙田 潤&ジルヴァーナ号(SILVANO STABLES)は減点8でフィニッシュ。福島が総減点21、髙田が総減点20となり、優勝争いから脱落する。

続く8番目の草薙達也&クラバット号(座間近代乗馬クラブ)が減点9で走行を終え、総減点17に。ここで一旦、ジャンプ・オフが成立となったが、9番目の芹澤永治&アレクセイ号(ステーブルクリアラウンド)が減点8でフィニッシュ。総減点を16とし、川口、草薙をかわして首位に躍り出る。

そして、いよいよ最終10番目、小池啓補&ノスコデブロンデル号(守谷乗馬クラブ)がスタート。「(昨年、一昨年とも僅差3位だったので)今年こそはという強い気持ちで臨んだ」という小池の言葉を通り、大きなプレッシャーをはねのけて完璧な走行を見せた人馬は見事にクリアラウンド。総減点8で全日本障害飛越選手権初制覇を成し遂げ、「障害馬術日本一」の栄冠と優勝賞金120万円を手にした。