大谷文志&フィルーVDK号(カイマナファーム)がジュニアライダー障害飛越選手権を制す/全日本ジュニア障害馬術大会2023

全日本障害馬術大会

[全日本ジュニア障害馬術大会2023]

2023年8月6日(日)、全日本ジュニア障害馬術大会2023(開催地:山梨県馬術競技場/山梨県北杜市)最終日にジュニア年代(14〜18歳)の日本一決定戦・ジュニアライダー障害飛越選手権(標準障害飛越競技238.2.2/120cm以下)が行われ、大谷文志&フィルーVDK号(カイマナファーム)が優勝。2位に小泉可憐&デスペラードAM号(北総乗馬クラブ)、3位に浅川駿萬&ルーニー号(静岡乗馬クラブ)が入った。

第1走行

出場36人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番の泉谷壮城&グローセンシュロス号(佐伯ホースパーク)。続いて、11番の福岡ゆきは&サンスクリット号(ホースファームエルミオーレ豊田)が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、北井聖人&SIGアイアンマン号(BUM Equine)、小泉可憐&デスペラードAM号(北総乗馬クラブ)、大谷文志&フィルーVDK号(カイマナファーム)、浅川駿萬&ルーニー号(静岡乗馬クラブ)、田島 凛&サトノエンペラー号(ビッグブレスライディングクラブ)、野尻翔麻&クラド号(筑波スカイラインスティーブル)など10人馬がクリアラウンド。トータル12人馬がジャンプ・オフに進出した。

なお、大会2日目のジュニアライダー障害飛越競技S&H、3日目のジュニアライダー障害飛越競技標準を連勝し、予選首位で選手権に駒を進めた川村颯太&ハーベスト号(ライディングクラブフジファーム)は減点4でのフィニッシュとなり、惜しくもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、6人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の41.25秒をマークした大谷文志&フィルーVDK号(カイマナファーム)が見事にジュニアライダー障害飛越選手権を制し、優勝賞金25万円を獲得。人馬ともにキャリア初の全日本チャンピオン戴冠となった。

続いて、小泉可憐&デスペラードAM号(北総乗馬クラブ)が減点0、41.81秒で2位、浅川駿萬&ルーニー号(静岡乗馬クラブ)が減点0、41.89秒で3位、田島 凛&サトノエンペラー号(ビッグブレスライディングクラブ)が減点0、46.23秒で4位、福岡ゆきは&サンスクリット号(ホースファームエルミオーレ豊田)が減点0、48.23秒で5位に入った。

フィルーVDK号(カイマナファーム)はベルギー産のベルジャンウォームブラッド種(18歳セン馬)。2013年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、大阪グランプリ2018 スプリング大会でFEIワールドカップ・大阪大会2位、国際馬術掛川2018(CSI2*Kakegawa)でCSI標準障害飛越競技150優勝、ジャパン・オープン2018年度 第1戦(3スター)でCグレード決勝優勝、小淵沢グランプリ2021(2スター)でBグレード決勝優勝などの成績を上げている。