FEIネーションズカップ・ファイナル チャレンジカップはオランダが優勝/CSIOバルセロナ2023

FEIネーションズカップ

[CSIOバルセロナ2023/CSIO5*-NC Final Barcelona]

現地時間30日、CSIOバルセロナ2023(開催地:スペイン/バルセロナ)大会3日目に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ・ファイナル2023 チャレンジカップ(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)でオランダが優勝。2位にオーストラリア、3位にメキシコが入った。

FEIネーションズカップ・ファイナル
チャレンジカップ

この競技には、1次ラウンドで9位以下となって決勝ラウンド進出を逃したアルゼンチン、イタリア、ウズベキスタン、オーストラリア、オランダ、スペイン、メキシコの7チーム(各チーム3~4人馬/トータル27人馬)が出場。

第1走行では、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号、ユル・フライリンク(オランダ)&ロング・ジョン・シルバー3号などが出場したオランダ、ヒラリー・スコット(オーストラリア)&オークス・ミルキー・ウェイ号、ジェイミー・カーモンド(オーストラリア)&ヤンドゥー・オークス・コンステレーションなどが出場したオーストラリアの2チームが総減点4でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

各チームの代表1人馬で争われたジャンプ・オフでは、ウィレム・フレベ(オランダ)&ハイウェイTN号が41.43秒でクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。対するクリストファー・バートン(オーストラリア)&チェディントン・ヘイジー・トゥーラナ号は減点4、42.82秒でフィニッシュ。以上の結果、オランダが見事にチャレンジカップを制し、優勝賞金68,215ユーロ(約1,077万円)を獲得した。

続いて、ジャンプ・オフで惜しくも敗れたオーストラリアが2位、第1走行を減点8でフィニッシュしたメキシコが3位となった。以下、第1走行で減点12のアルゼンチンが4位、減点16のスペインが5位、同じく減点16だったイタリアが走行タイム合計の差で6位、総減点38のウズベキスタンが最下位という結果に終わっている。

PHOTO:©FEI

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。