ダニエル・ドイサー(ドイツ)がロレックスグランプリを制覇/冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク11

冬季馬術フェスティバル

[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク11/CSI5*Wellington FL]

現地時間26日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク11(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)最終日に行われた$500,000 ロレックスグランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&スクーデリア1918トバゴZ号が優勝。2位にダニエル・ブルマン(イスラエル)&ジェマW号、3位にハリー・スモルダーズ(オランダ)&ビンゴ・デュ・パーク号が入った。

第1走行

出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、14番のサンティアゴ・ランブレ(ブラジル)&チャコ・ブルーⅡ号。続いて、18番のユーリ・マンスール(ブラジル)&ヴィティキ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&スクーデリア1918トバゴZ号、同ランク12位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017を制したマクレーン・ウォード(アメリカ)&コンテイジウス号、同ランク20位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&ビンゴ・デュ・パーク号、ビート・マンドリ(スイス)&ダサリー号、ジェシカ・スプリングスティーン(アメリカ)&ドン・ファン・ヴァン・デ・ドンホーブ号、ダニエル・ブルマン(イスラエル)&ジェマW号の6人馬がクリアラウンド。トータル8人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)、同ランク8位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2018を制したビージー・マッデン(アメリカ)は途中棄権、同ランク9位のダーラ・ケニー(アイルランド)は減点8、同ランク18位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)は途中棄権、2004アテネ五輪個人金メダリストのロドリゴ・ペソア(ブラジル)は減点4、2012ロンドン五輪個人銅メダリストのシアン・オコナー(アイルランド)は減点5で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、5番目のハリー・スモルダーズ(オランダ)&ビンゴ・デュ・パーク号が36.74秒でクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたジェシカ・スプリングスティーン(アメリカ)&ドン・ファン・ヴァン・デ・ドンホーブ号、サンティアゴ・ランブレ(ブラジル)&チャコ・ブルーⅡ号以下をかわして、首位に立つ。

しかし、6番目のダニエル・ブルマン(イスラエル)&ジェマW号が36.54秒でクリアラウンド。スモルダーズのタイムを0.2秒だけ上回って首位に躍り出ると、7番目のマクレーン・ウォード(アメリカ)&コンテイジウス号は減点4でフィニッシュし、ブルマンには及ばない。

そして、いよいよ最終8番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&スクーデリア1918トバゴZ号がアリーナへ。大きなプレッシャーがかかる中でスタートを切った人馬だったが、一番時計を0.14秒更新する36.40秒でクリアラウンド。見事に$500,000 ロレックスグランプリを制し、優勝賞金165,000ドル(約1,808万円)を獲得した。

PHOTO:Sportfot