ベルトラム・アレン(アイルランド)がルガーノダイアモンズグランプリを連覇/冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク7

冬季馬術フェスティバル

[冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク7/CSI5*Wellington FL]

現地時間26日、冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク7(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)5日目に行われた$406,000 ルガーノダイアモンズグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、ベルトラム・アレン(アイルランド)&パチーノ・アミロ号が優勝。2位にポール・オシェア(アイルランド)&チャンセロレス号、3位にブリス・ヒアーズ(アメリカ)&アンチドート・デ・マーズ号が入った。

第1走行

出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は12番、世界ランク15位のダニエル・ブルマン(イスラエル)&ラドリアーノZ号。続いて、14番のベルトラム・アレン(アイルランド)&パチーノ・アミロ号減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&カタンガV/Hディンゲスホフ号、ポール・オシェア(アイルランド)&チャンセロレス号、ブリス・ヒアーズ(アメリカ)&アンチドート・デ・マーズ号の3人馬がクリアラウンド。トータル5人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク3位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2014チャンピオンのダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点4、同ランク5位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)、同ランク12位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)は減点8でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の44.14秒をマークしたベルトラム・アレン(アイルランド)&パチーノ・アミロ号見事に$406,000 ルガーノダイアモンズグランプリを制し、優勝賞金101,500ドル(約1,172万円)を獲得した。

続いて、ポール・オシェア(アイルランド)&チャンセロレス号が減点0、44.49秒で2位、ブリス・ヒアーズ(アメリカ)&アンチドート・デ・マーズ号が減点0、45.17秒で3位、ダニエル・ブルマン(イスラエル)&ラドリアーノZ号が減点4で4位、同じく減点4だったニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&カタンガV/Hディンゲスホフ号がタイム差で5位となった。

パチーノ・アミロ号はアイルランド産のアイリッシュスポーツホース種(10歳牡馬)。2019年よりベルトラム・アレン(アイルランド)とコンビを組み、昨年開催された冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク7でもルガーノダイアモンズグランプリを制している。

PHOTO:Sportfot

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。

ベルトラム・アレン(アイルランド)がルガーノダイアモンズグランプリ制す/冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク7