障害馬術競技個人決勝にて、杉谷泰造(杉谷乗馬クラブ)は4位、御護守将太(藤沢乗馬クラブ)は5位/アジア競技大会2018

世界選手権・大陸選手権

[アジア競技大会2018/Asian Games2018]

現地時間30日、アジア競技大会2018(開催地:インドネシア/ジャカルタ)にて、障害馬術競技の個人戦決勝(標準障害飛越競技/150cm以下)が行われ、杉谷泰造(杉谷乗馬クラブ)&ヒロイン・デ・ミューズ号が4位、御護守将太(藤沢乗馬クラブ)&SIGアイアンマン号が5位に終わり、2大会連続のメダル獲得を逃した。

ラウンドA

午前に行われたラウンドAには40人馬が出場。2次予選までの減点にラウンドAでの減点を加算した総減点の少ない上位25人馬(各国上位2人馬まで)が個人戦決勝 ラウンドBへ駒を進める。

日本代表の4人馬は、御護守将太(藤沢乗馬クラブ)&SIGアイアンマン号、杉谷泰造(杉谷乗馬クラブ)&ヒロイン・デ・ミューズ号が減点4でフィニッシュ。御護守は減点7.11の6位と変動はなかったが、杉谷は減点6.51の5位となり、1つ順位を落とした。福島大輔(STAR HORSES)&コーネット36号は見事にクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。減点7.12で10位から7位まで順位を上げたが、ラウンドBへ進めるのは、各国上位2人馬のみとなるため、杉谷・御護守がラウンドB進出と福島の敗退が決まった。

一方、ラムジー・ハマド・アル・デュハミ(サウジアラビア)&テッド号もクリアラウンドをきめて、減点1.00で首位を堅持。同じくクリアラウンドしたアリ・アル・ホラフィ(クウェート)&シェリル号が減点1.06で2位に浮上し、規定タイムオーバーの減点1で走行を終えたシェイク・アリ・アルサーニ(カタール)&シロッコ号が減点2.02の3位につけた。

アジア競技大会2018もいよいよクライマックス。アル・デュハミが後続を振り切り、2大会ぶりの個人金メダルを手にするのか。杉谷・御護守のメダル獲得はなるか。勝負を決するラウンドBは日本時間17時よりスタートする。

ラウンドB

出場25人馬のうち、20番目の御護守将太(藤沢乗馬クラブ)&SIGアイアンマン号、21番目の杉谷泰造(杉谷乗馬クラブ)&ヒロイン・デ・ミューズ号は、いずれも見事にクリアラウンド(減点0で走行を終えること)をきめて、御護守が減点7.11、杉谷が減点6.51をキープ。メダルの行方は残る4人馬の走行に委ねられる。

22番目のハマド・アル・キルビ(UAE)&クエル・カダンZ号は減点4でフィニッシュ。減点7.96となり、杉谷・御護守がメダルの可能性を残す。しかし、23番のシェイク・アリ・アルサーニ(カタール)&シロッコ号、24番のアリ・アル・ホラフィ(クウェート)&シェリル号が続けてクリアラウンド。アリ・アルサーニが減点2.02、アル・ホラフィが減点1.06をキープし、この時点で両選手のメダル獲得と御護守の4位以下が確定する。

そして、いよいよ最終25番、初日から首位を守ってきたラムジー・ハマド・アル・デュハミ(サウジアラビア)&テッド号がアリーナへ。2大会ぶりの金メダルに向かってスタートを切った人馬だったが、痛恨の1落下で減点4フィニッシュ。減点5.00で走行を終えたため、アリ・アル・ホラフィ(クウェート)&シェリル号が逆転で金メダルを手にした。

アル・ホラフィに続き、シェイク・アリ・アルサーニ(カタール)&シロッコ号が銀メダル、ラムジー・ハマド・アル・デュハミ(サウジアラビア)&テッド号が銅メダルを獲得。杉谷泰造(杉谷乗馬クラブ)&ヒロイン・デ・ミューズ号は4位入賞、御護守将太(藤沢乗馬クラブ)&SIGアイアンマン号は5位入賞に終わり、2大会連続の個人戦メダル獲得は叶わなかった。

※写真は御護守将太(藤沢乗馬クラブ)&SIGアイアンマン号

PHOTO:©FEI