シモン・ドレストア(フランス)がロンジングランプリを制覇/カサスノヴァス・ウィンターエディション2021

海外障害馬術競技会

[カサスノヴァス・ウィンターエディション2021/CSI5*-W La Coruña]

現地時間11日、カサスノヴァス・ウィンターエディション2021(開催地:スペイン/ラコルーニャ)2日目に行われたロンジングランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、シモン・ドレストア(フランス)&カイマン・ジョリー・ジャンパー号が優勝。2位にエオイン・マクマホン(アイルランド)&チャクラ号、3位にマルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・ダンテ号が入った。

第1走行

出場42人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、5番のエオイン・マクマホン(アイルランド)&チャクラ号。続いて11番、世界ランク22位のデニス・リンチ(アイルランド)&GCチョッピンズ・ブシ号減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク23位のシモン・ドレストア(フランス)&カイマン・ジョリー・ジャンパー号、ロドリゴ・ギエステイラ・アルメイダ(ポルトガル)&ヨルデン・ファン・デ・クルイショーヴ号、マルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・ダンテ号、ジュリアン・アンケティン(フランス)&ブラッド・ダイアモンド・デュ・ポント号の4人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル6人馬で争われることになった。

なお、世界ランク10位のジュリアン・エパイヤール(フランス)は減点16、同ランク24位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルを過去3度制しているマーカス・アーニング(ドイツ)、25位で2020東京五輪個人銅メダリストのマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)は減点4に終わり、ジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのエオイン・マクマホン(アイルランド)&チャクラ号が減点4、35.48秒でフィニッシュ。2番目のデニス・リンチ(アイルランド)&GCチョッピンズ・ブシ号は途中棄権に終わり、マクマホンには及ばない。

さらに、3番目のロドリゴ・ギエステイラ・アルメイダ(ポルトガル)&ヨルデン・ファン・デ・クルイショーヴ号、4番目のマルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・ダンテ号は減点4でフィニッシュするが、いずれも一番時計を更新することはできず。5番目のジュリアン・アンケティン(フランス)&ブラッド・ダイアモンド・デュ・ポント号も減点8で敗退が決まる。

しかし、最終6番目のシモン・ドレストア(フランス)&カイマン・ジョリー・ジャンパー号が41.28秒でクリアラウンド。見事にロンジングランプリを制し、優勝賞金75,900ユーロ(約974万円)を獲得した。

PHOTO:© CSI Casas Novas