ベルギーがFEIネーションズカップ・ヨーロッパディビジョン1連勝でランキング首位浮上/CHIOロッテルダム2018

FEIネーションズカップ

[CHIOロッテルダム2018/CSIO5*-NC Rotterdam]

現地時間24日、CHIOロッテルダム2018(開催地:オランダ/ロッテルダム)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2018 ヨーロッパディビジョン1  オランダ大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、ベルギーチームが優勝。2位にはドイツチーム、3位にはアメリカチームが入った。

今大会には、アメリカ・イギリス・オランダ・スイス・スウェーデン・ドイツ・フランス・ベルギーの8チーム(各チーム4人馬、トータル32人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから選ばれた1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

[ハイライト動画]

第1走行

第1走行では、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mチリ・ウィリ号、ジョス・バルーイ(ベルギー)&イゴール号、ピーター・デボス(ベルギー)&エスポワール号の3人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)したベルギーが総減点0で首位発進。

また、ドイツもフィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)が棄権するハンディキャップがあったものの、マーカス・アーニング(ドイツ)&コム・イル・フォート号、マーカス・ベールバウム(ドイツ)&クール・ハンド・ルーク号、ローラ・クラフェケ(ドイツ)&キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン21号がクリアラウンド。ベルギーと同じく総減点0で走行を終え、首位に並んだ。

以下、総減点4のアメリカとスイスが3位タイ。総減点8のオランダとイギリスが5位タイ。総減点15のスウェーデンが7位、総減点16のフランスが最下位スタートとなった。

第2走行

ピーター・デボス(ベルギー)が棄権したため、3人馬での戦いとなったベルギー。しかし、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mチリ・ウィリ号、ジョス・バルーイ(ベルギー)&イゴール号ダブルクリアラウンド。第1走行では減点13と苦しんだニール・ブリンシール(ベルギー)&キャス・デ・リベルテ号も減点0で走行を終え、総減点0(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)で見事に優勝を飾った。ベルギーはポーランド大会に続いてのヨーロッパディビジョン1連勝を飾り、ランキング首位に浮上した。

一方、首位に並んでいたドイツは、ローラ・クラフェケ(ドイツ)&キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン21号、フィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)&LBコンヴァル号がクリアラウンドをきめたが、他の2人馬が減点4、減点8でフィニッシュ。総減点4で惜しくも2位に敗れた。

また、アメリカ・オランダ・スイスの3チームが総減点12で並んだものの、合計タイム差によりアメリカが3位、オランダが4位、スイスが5位に。総減点16で並んだイギリスとフランスも合計タイム差でイギリスが6位、フランスが7位。そして、減点19のスウェーデンが最下位という結果に終わった。

PHOTO:©FEI