ベルギーがFEIネーションズカップ・ポーランド大会は2連覇/CSIOソポト2019

FEIネーションズカップ

[CSIOソポト2019/CSIO5*-NC Sopot]

現地時間16日、CSIOソポト2019(開催地:ポーランド/ソポト)期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2019 ヨーロッパディビジョン1 ポーランド大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、ベルギーが2連覇を達成。2位にはアイルランド、3位にはフランスが入った。

今大会には、アイルランド・オランダ・オーストリア・ドイツ・フランス・ブラジル・ベルギー・ポーランドの8チーム(各チーム4人馬、トータル32人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

[ハイライト動画]

第1走行

第1走行では、ウィレム・フレベ(オランダ)&イプリアS号、バート・ブレス(オランダ)&イスラエル VD デンネホーヴ号、ドロン・カイパース(オランダ)&チャーリー号の3人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)したオランダが、唯一の総減点0で首位発進。

続いて、ベルギー、アイルランド、フランスの3チームが総減点4でフィニッシュし、2位タイに。ドイツが総減点5の5位、ポーランドが総減点8の6位、ブラジルが総減点10の7位、オーストリアが総減点26と大きく出遅れ、最下位スタートとなった。

第2走行

第2走行では、第1走行を首位で折り返したオランダが急失速。4人馬すべてが減点4でのフィニッシュとなり、総減点(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)12で優勝争いから脱落してしまう。

一方、2位に並んでいた3チームは、世界ランク5位のピーター・デボス(ベルギー)&アパート号、同ランク7位のニール・ブリンシール(ベルギー)&デラックス・ヴァンT&L号など3人馬がクリアラウンドしたベルギーは総減点4をキープ。

さらに、シェーン・スウィートナム(アイルランド)&アレハンドロ号、ポール・オシェア(アイルランド)&スカラ・グレンズ・マチュピチュ号ら3人馬がクリアラウンドしたアイルランドも総減点4でフィニッシュする。

しかし、フランスは2人馬がクリアラウンドしたものの、他の2人馬が出場辞退、減点4という結果に終わったため、総減点8に。これにより、総減点4で並んだアイルランド、ベルギーの2チームがジャンプ・オフにて勝敗を決することになった。

また、この時点でフランスが総減点8の3位、ドイツが総減点10の4位、オランダが総減点12の5位、ブラジルが総減点15の6位、ポーランドが総減点21の7位、オーストリアが総減点72の最下位に確定している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのポール・オシェア(アイルランド)&スカラ・グレンズ・マチュピチュ号が最初の障害で早々とバーと落とし、減点4でフィニッシュ。

これで少し余裕が出た2番目のピーター・デボス(ベルギー)&アパート号は、終始堅実な走行に徹し、49.87秒でクリアラウンド。以上の結果、ベルギーが見事にFEIネーションズカップ・ポーランド大会2連覇をはたした。

PHOTO:©FEI