ジャパン・オープン2021年度 第2戦(日本馬術連盟公認4*競技会)競技結果/2021年5月14日(金)~5月16日(日)

日本馬術連盟公認競技会

[ジャパン・オープン2021年度 第2戦/日本馬術連盟公認3*競技会]

2021年5月14日(金)~5月16日(日)の3日間にわたり、ジャパン・オープン2021年度 第2戦(開催地:つま恋乗馬倶楽部/静岡県掛川市)が開催され、最終日にはFEIワールドカップ 日本リーグ・掛川つま恋大会(CSI1*-W Kakegawa Ⅰ/大障害A)と各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。

ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2021年度は全9大会を開催予定。AⅠグレード(大障害A)、AⅡグレード(大障害B)、Bグレード(中障害A)、Cグレード(中障害B)、Dグレード(中障害C)、Eグレード(中障害D)という6つのグレードで競技が実施され、第1戦~第7戦までのグレード別年間ポイント上位馬匹、第1戦~第7戦までに4回以上参加した団体(頭数無制限)、主催者推薦を受けた馬匹がファイナル戦の出場権を獲得。また、年間トータルポイントランキング上位の人馬 、グレード別ランキン グ1位の馬匹には、賞金または賞品が授与される。

ジャパン・オープン2021年度 第2戦(日本馬術連盟公認4*競技会)開催案内/2021年5月14日(金)~5月16日(日)

FEIワールドカップ・掛川大会

-優勝-
古田慶幸&デコ号
(ホースガーデン)

9人馬で争われたFEIワールドカップ・掛川大会(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm以下)では、第1走行でクリアラウンド(減点0で走行を終えること)する人馬が現れず。減点4でフィニッシュした古田慶幸&デコ号(ホースガーデン)が見事に優勝を飾り、賞金100万円を獲得した。

続いて、川口大輔&リューク号(ライディングクラブフジファーム)が減点6で2位、昨年のFEIワールドカップ 日本リーグチャンピオン・髙田 潤&アヤックス号(SILVANO STABLES)が減点8で3位、川口大輔&サムライブルー号(ライディングクラブフジファーム)が減点9で4位、草薙達也&クラバット号(座間近代乗馬クラブ)が減点12で5位となった。

なお、初日のAⅡグレードS&H、2日目のAⅡグレード標準障害を連勝した林 義昌&デスペラードAM号(北総乗馬クラブ)はこの競技には出場していない。

Cグレード(中障害B)決勝

-優勝-
村田 諒&コラミー号
(日本中央競馬会馬事公苑)

Cグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/130cm以下)には28人馬が出場し、6人馬がジャンプ・オフに進出。迎えたジャンプ・オフでは、2番目の鯨岡啓輔&コンテラス号(東関東ホースアンドハウンド)が39.63秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていた林 義昌&コレクター号(佐賀県馬術連盟)をかわして、首位に立つ。

3番目の出田 匠&ジダーン号(成田乗馬クラブ)も減点0で続くが、タイムは48.74秒で鯨岡には大きく及ばない。しかし、4番目の村田 諒&コラミー号(日本中央競馬会馬事公苑)が39.22秒でクリアラウンド。一番時計を0.41秒更新して首位に躍り出ると、5番目の鯨岡啓輔&エリオットⅥ号(東関東ホースアンドハウンド)は減点8、最終6番目の朴本真侑&ユニカカルビノズボーイZ号(株式会社ユニカ)は途中棄権。

以上の結果、村田 諒&コラミー号(日本中央競馬会馬事公苑)が見事にCグレード決勝を制し、優勝賞金10万円を手にした。続いて、鯨岡啓輔&コンテラス号(東関東ホースアンドハウンド)が減点0、39.63秒で2位、出田 匠&ジダーン号(成田乗馬クラブ)が減点0、48.74秒で3位、林 義昌&コレクター号(佐賀県馬術連盟)が減点4で4位、鯨岡啓輔&エリオットⅥ号(東関東ホースアンドハウンド)が減点8で5位となった。

なお、初日のCグレード標準障害を制した水山大輔&カヴィア・ドゥ・ウィンシアZ号(ホースパークギャラクシー)は出場を見送り。2日目のCグレード標準障害を制した林 義昌&コルマー号(北総乗馬クラブ)は、第1走行を減点8でフィニッシュ。17位という結果に終わっている。

Bグレード(中障害A)決勝

-優勝-
渡辺祐香&ロイヤルズサン号
(つま恋乗馬倶楽部)

13人馬が出場したBグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/140cm以下)では、1番の渡辺祐香&ロイヤルズサン号(つま恋乗馬倶楽部)が第1走行で唯一のクリアラウンド。後続の人馬も、8番の福島 章&リバティーSH号(STAR HORSES)、11番の森本健史&カジーロ号(つま恋乗馬倶楽部)がノーミスでフィニッシュするが、いずれも規定タイムオーバーがあり、ジャンプ・オフは成立せず。

以上の結果、渡辺祐香&ロイヤルズサン号(つま恋乗馬倶楽部)が見事にBグレード決勝を制し、優勝賞金10万円を獲得した。続いて、減点1の福島 章&リバティーSH号(STAR HORSES)が2位、減点2の森本健史&カジーロ号(つま恋乗馬倶楽部)が3位、減点4の鯨岡啓輔&インパルスハラルド号(ペガサス乗馬クラブ)が減点4で4位、同じく減点4だった渡辺祐香&フィルーVDK号(つま恋乗馬倶楽部)がタイム差で5位となった。

なお、初日のBグレードS&H、2日目のBグレード標準障害を連勝した鯨岡啓輔&シーラヴェンデル号(ペガサス乗馬クラブ)は減点12の9位という結果に終わっている。

※写真はイメージです(つま恋乗馬倶楽部での競技風景)