ジャパン・オープン2022年度 第1戦(日本馬術連盟公認3*競技会)競技結果/2022年4月1日(金)~4月3日(日)

日本馬術連盟公認競技会

[ジャパン・オープン2022年度 第1戦/日本馬術連盟公認3*競技会]

2022年4月1日(金)~4月3日(日)の3日間にわたり、ジャパン・オープン2022年度 第1戦(開催地:つま恋乗馬倶楽部/静岡県掛川市)が開催され、最終日にはAⅡ・B・C・D・E各グレードの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。

ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2022年度は全9大会を開催予定。AⅡグレード(大障害)、Bグレード(中障害A)、Cグレード(中障害B)、Dグレード(中障害C)、Eグレード(中障害D)という5つのグレードで競技が実施され、第1戦~第7戦までのグレード別年間ポイント上位馬匹、第1戦~第7戦までに4回以上参加した団体(頭数無制限)、主催者推薦を受けた馬匹がファイナル戦の出場権を獲得する。また、年間トータルポイントランキング上位の人馬 、グレード別ランキン グ1位の馬匹には、賞金または賞品が授与される。

ジャパン・オープン2022年度 第1戦(日本馬術連盟公認3*競技会)開催案内/2022年4月1日(金)~4月3日(日)

AⅡグレード(大障害B)決勝

-優勝-
鯨岡啓輔&コンテラス号
(東関東ホースアンドハウンド)

2人馬の一騎打ちとなったAⅡグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm以下)では、両人馬ともジャンプ・オフ(優勝決定戦)に進出。迎えたジャンプ・オフでは、鯨岡啓輔&コンテラス号(東関東ホースアンドハウンド)が40.64秒でクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、見事に優勝。賞金13万円を獲得した。同コンビは大会2日目のAⅡグレード標準障害も勝っており、このクラス2勝目となる。

対する鈴木智明&ヴァンスカインデルズ・ダイモンド号(T.Sホースシューイング)もクリアラウンドしたが、タイムは41.94秒で2位に敗れた。なお、大会初日のAⅡグレードS&Hを勝った鈴木嘉憲&コンコルドⅡ号(Bell Stable)は決勝競技への出場を見送っている。

Cグレード(中障害B)決勝

-優勝-
松水優斗&コラミー号
(日本中央競馬会馬事公苑)

15人馬が出場したCグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/130cm以下)では、第1走行で松水優斗&コラミー号(日本中央競馬会馬事公苑)が唯一のクリアラウンド。ジャンプ・オフが成立することなく優勝が決まり、賞金10万円を獲得した。

続いて、水山大輔&チャカト号(成田乗馬クラブ)が減点3、77.52秒で2位、森本健史&カジーロ号(つま恋乗馬倶楽部)が減点3、77.55秒で3位、今橋裕晃&クゥイント号(日本大学馬術部)が減点4、70.24秒で4位、鯨岡啓輔&アルテミス号(ペガサス乗馬クラブ)が減点4、71.49秒で5位に入った。なお、大会初日のCグレード標準障害を勝った福島大輔&ヴェリシナ号(STAR HORSES)、2日目のCグレード標準障害を勝った草薙達也&ライトフット号(座間近代乗馬クラブ)はいずれも、決勝競技への出場を見送っている。

コラミー号(日本中央競馬会馬事公苑)はドイツ産のハノーバー種(15歳牝馬)。2019年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、ジャパン・オープン2019年度 第5戦(3スター)でBグレード決勝優勝、全日本障害馬術大会2020 Part I の中障害飛越競技A決勝で3位、ジャパン・オープン2021年度 第2戦(4スター)でCグレード決勝優勝という成績を残している。

Bグレード(中障害A)決勝

-優勝-
鯨岡啓輔&エリオットⅥ号
(東関東ホースアンドハウンド)

5人馬が出場したBグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/140cm以下)では、鯨岡啓輔&エリオットⅥ号(東関東ホースアンドハウンド)が第1走行で唯一のクリアラウンド。ジャンプ・オフが成立することなく優勝が決まり、賞金10万円を獲得した。昨年の全日本チャンピオンである同コンビは大会初日のBグレード S&Hも勝っており、このクラス2勝目となる。

続いて、増山大治郎&ア・ガール・ドゥ・シャヴァノン号(筑波スカイラインスティーブル)が減点4で2位、林 義昌&デスペラードAM号(北総乗馬クラブ)が減点5で3位、堀田 駿&ヴァルス号(ホースフレンズパーク)が減点7で4位、失権に終わった吉田なな美&サトノエンペラー号(MITA馬事公苑 吉田stable)は順位がつかなった。なお、大会2日目のBグレード標準障害を勝った越野愛由美&カローナ号(駿ホースクラブ)は決勝競技への出場を見送っている。

エリオットⅥ号(東関東ホースアンドハウンド)はベルギー産のホルシュタイナー種(17歳セン馬)。2021年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、全日本障害馬術大会2021 PartⅠで全日本障害飛越選手権を制したほか、ジャパン・オープン2021年度 第6戦(4スター)ではBグレード完全優勝(S&H・標準障害・決勝)、第5戦(3スター)でAⅡグレード決勝優勝、那須グランドホースショー2021(4スター)でフューチャーズカップ優勝など、輝かしい成績を収めている。

※写真はイメージです(つま恋乗馬倶楽部での競技風景)