スコット・ブラッシュ(イギリス)がLGCTグランプリ・ロンドン2連覇を達成/LGCT2018 第13戦・ロンドン大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第13戦・ロンドン大会/CSI5*GCT London]

現地時間4日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第13戦・ロンドン大会(開催地:イギリス/ロンドン)2日目に行われたLGCTグランプリ(標準障害飛越競技/160cm)にて、スコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ミスタープレジデント号が優勝。2位にはペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&ハンソンWL号、3位にはルドガー・ベールバウム(ドイツ)&カセロ号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は1番、昨年のグランプリウィナーであるスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ミスタープレジデント号。続いて8番、個人で1つ、団体で3つの五輪金メダルを獲得しているルドガー・ベールバウム(ドイツ)&カセロ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストで世界ランク2位のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&ハンソンWL号、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、マイケル・ウィテカー(イギリス)&エル・ウィー・ウィッジ号、デニス・リンチ(アイルランド)&RMFエコー号、ハリー・チャールズ(イギリス)&ABCクアンタム・クルーズ号がクリアラウンド。ジャンプ・オフは7人馬で争われることになった。

なお、LGCT2017チャンピオンで世界ランク1位のハリー・スモルダーズ(オランダ)、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)は減点4、世界ランク6位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点8で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ミスタープレジデント号が第1走行に続いて見事にクリアラウンド。いきなり38.88秒という好タイムを叩き出すと、スタンドのファンから大歓声がわき起こる。

2番目のルドガー・ベールバウム(ドイツ)&カセロ号も減点0で続くが、タイムは41.15秒とブラッシュには大きく及ばず。3番目のマイケル・ウィテカー(イギリス)&エル・ウィー・ウィッジ号は減点12で優勝争いから脱落する。さらに、4番目のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&ハンソンWL号も果敢な走行でブラッシュを猛追。減点0でフィニッシュするが、タイムは39.84秒と一番時計を更新することはできない。

そして、残る3人馬、5番目のデニス・リンチ(アイルランド)&RMFエコー号、6番目のハリー・チャールズ(イギリス)&ABCクアンタム・クルーズ号、最終7番目のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号はいずれも1落下の減点4フィニッシュ。

以上の結果、スコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ミスタープレジデント号が昨年に続き、LGCTグランプリ・ロンドン2連覇を達成。第1戦・メキシコシティ大会以来となる今シーズンのLGCTグランプリ2勝目を飾り、優勝賞金99,000ユーロ(約1,272万円)を獲得した。

LGCT2018年間ランキングはベン・マー(イギリス)が首位をキープ。2位にハリー・スモルダーズ(オランダ)、3位にエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)、4位にダニエル・ドイサー(ドイツ)、5位にアルベルト・ゾルツィ(イタリア)、6位にスコット・ブラッシュ(イギリス)が続いている。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso