ベン・マー(イギリス)が今シーズンのLGCTグランプリ2勝目を上げ、年間ランク首位浮上/LGCT2019 第16戦・ローマ大会

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[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第16戦・ローマ大会/CSI5*GCT Rome]

現地時間7日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第16戦・ローマ大会(開催地:イタリア/ローマ)3日目に行われたLGCTグランプリ・ローマ(標準障害飛越競技/160cm)にて、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が優勝。2位にはマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&VDLエドガーM号、3位にはルドガー・ベールバウム(ドイツ)&クール・フィーリング号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は8番、パンアメリカン競技大会2019個人金メダリストのマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&VDLエドガーM号。続いて13番、世界ランク5位でLGCT2018チャンピオンのベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、個人で1つ・団体で3つの五輪メダルを獲得しているルドガー・ベールバウム(ドイツ)&クール・フィーリング号、ルカ・マルツィアーニ(イタリア)&トーキョー・デュ・ソレイユ号の2人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル4人馬で争われることになった。

なお、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)、同ランク7位のピーター・デボス(ベルギー)、FEI世界馬術選手権大会2018個人金メダリストのシモーヌ・ブラム(ドイツ)は減点4、世界ランク9位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)は減点12、日本の川合正育(杉谷乗馬クラブ)は減点16で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&VDLエドガーM号が第1走行に続いてクリアラウンド。いきなり39.20秒の好タイムを叩き出し、後続の人馬にプレッシャーをかける。

しかし、2番目のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号がそのタイムをさらに0.44秒上回る38.76秒でクリアラウンド。自慢の快速を見せつけて首位に躍り出ると、3番目のルドガー・ベールバウム(ドイツ)&クール・フィーリング号も減点0で続いたが、タイムは39.39秒と一番時計を更新することはできず。

そして、最終4番目のルカ・マルツィアーニ(イタリア)&トーキョー・デュ・ソレイユ号も減点12で走行を終えたため、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が見事にLGCTグランプリ・ローマを制した。

この勝利により、マーは優勝賞金99,000ユーロ(約1,165万円)を獲得すると共に、LGCT2019年間ランキング首位へ浮上。史上3人目となるLGCT連覇に向けて大きく前進した。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso