グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)がLGCTグランプリ・ファルケンスワールトを制する/LGCT2020 第2戦・ファルケンスワールト大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2020 第2戦・ファルケンスワールト大会/CSI5*GCT Valkenswaard]

現地時間12日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2020 第2戦・ファルケンスワールト大会(開催地:オランダ/ファルケンスワールト)2日目に行われたLGCTグランプリ・ファルケンスワールト(標準障害飛越競技/160cm)にて、グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&ネヴァドスS号が優勝。2位にはスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号、3位にはバート・ブレス(オランダ)&クリスクラスDV号が入った。

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は4番、FEI世界馬術選手権大会2018個人金メダリストのシモーヌ・ブラム(ドイツ)&DSPクール・ヒル号。続いて、10番のバート・ブレス(オランダ)&クリスクラスDV号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク5位のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号、同ランク7位のダーラ・ケニー(アイルランド)&チック・チック号、9位のスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号、マーカス・アーニング(ドイツ)&ミサント・プレット・ア・トゥート号、クリスチャン・アールマン(ドイツ)&ドミネーター2000 Z号など10人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル12人馬で争われることになった。

なお、LGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)、ケビン・スタウト(フランス)、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)は減点4、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(ニュージーランド)は減点8でジャンプ・オフ進出ならず。日本の川合正育(杉谷乗馬クラブ)は減点12の34位に終わった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切ったバート・ブレス(オランダ)&クリスクラスDV号が48.47秒でクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたシモーヌ・ブラム(ドイツ)&DSPクール・ヒル号をかわして、首位に立つ。

3番目のフィリップ・ヒューストン(ドイツ)&チャクスキーPS号は減点12、4番目のウィレム・フレベ(オランダ)&カラムボール号はクリアラウンドするが、タイムは49.55秒とブレスには届かない。さらに、5番目のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&ドミネーター2000 Z号、6番目のマックス・クーナ―(オーストリア)&エレクトリック・ブルーP号、7番目のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号は、いずれも1落下の減点4で敗退が決まる。

しかし、8番目のスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号が45.72秒でクリアラウンド。一番時計を2秒以上更新して、首位に躍り出る。ところが、それも束の間。9番目のグレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&ネヴァドスS号が、そのタイムをさらに1秒以上縮める44.62秒でクリアラウンド。ブラッシュをかわして、首位に立つ。

その後、10番目のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&VDLエドガーM号、11番目のマーカス・アーニング(ドイツ)&ミサント・プレット・ア・トゥート号、最終12番目のダーラ・ケニー(アイルランド)&チック・チック号は、すべて減点4でフィニッシュ。以上の結果、グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&ネヴァドスS号が見事にLGCTグランプリ・ファルケンスワールトを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,245万円)を獲得した。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso