ニルス・ブリュインセルス(ベルギー)がLGCTグランプリ・カンヌを制する/LGCT2019 第7戦・カンヌ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第7戦・カンヌ大会/CSI5*GCT Cannes]

現地時間8日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第7戦・カンヌ大会(開催地:フランス/カンヌ)最終日に行われたLGCTグランプリ・カンヌ(標準障害飛越競技/160cm)にて、ニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&ガンシア・デ・ミューズ号が優勝。2位にはスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ミスタープレジデント号、3位にはダニエル・ドイサー(ドイツ)&カリスト・ブルー号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場33人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、4番のバッセム・モハメッド(カタール)&グンダー号。続いて、9番のシェーン・ブリーン(アイルランド)&イプスウィッチ・ヴァン・デ・ウォルフサッカー号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、世界ランク4位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&カリスト・ブルー号、同ランク5位のピーター・デボス(ベルギー)&エスポワール号、10位のニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&ガンシア・デ・ミューズ号、LGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ミスタープレジデント号など8人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル10人馬で争われることになった。

なお、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)、2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストで世界ランク2位のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)は減点4、LGCT2018チャンピオンのベン・マー(イギリス)は減点8でいずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、5番目にスタートを切ったダニエル・ドイサー(ドイツ)&カリスト・ブルー号が35.97秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたシェーン・ブリーン(アイルランド)&イプスウィッチ・ヴァン・デ・ウォルフサッカー号のタイムを上回り、首位に立つ。

続いて、7番目のピーター・デボス(ベルギー)&エスポワール号も減点0でフィニッシュするが、タイムは37.39秒とドイサーには届かない。しかし、9番目のニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&ガンシア・デ・ミューズ号が34.69秒でクリアラウンド。一番時計を1秒以上更新して、堂々首位に躍り出る。

そして、最終10番目のスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ミスタープレジデント号も果敢な走行でブリンシールを猛追。見事にクリアラウンドをきめるが、タイムは35.66秒とわずかに及ばず。

以上の結果、ニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&ガンシア・デ・ミューズ号が見事にLGCTグランプリ・カンヌを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,207万円)と11月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権を獲得した。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso