LGCTグランプリ・マドリードはオリヴィエ・ロバート(フランス)が優勝/LGCT2021 第2戦・マドリード大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2021 第2戦・マドリード大会/CSI5*GCT Madrid]

現地時間22日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下、LGCT)2021 第2戦・マドリード大会(開催地:スペイン/マドリード)2日目に行われたLGCTグランプリ・マドリード(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、オリヴィエ・ロバート(フランス)&ヴィヴァルディ・デ・メノー号が優勝。2位にスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号、3位にダーラ・ケニー(アイルランド)&VDLカルテッロ号が入った。

第1走行

出場34人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は16番、世界ランク8位でLGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号。続いて、27番のオリヴィエ・ロバート(フランス)&ヴィヴァルディ・デ・メノー号が減点0でフィニッシュし、終盤になってようやくジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。その後、後続にクリアラウンドする人馬は現れず。ジャンプ・オフは2人馬の一騎打ちで争われることになった。

そして、第1走行終了時点で3位以下の順位も確定。世界ランク10位のダーラ・ケニー(アイルランド)&VDLカルテッロ号が減点4、77.16秒で3位、世界ランク13位のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&VDLエドガーM号が減点4、79.78秒で4位、セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&アラモ号が減点4、80.03秒で5位に入った。

また、世界ランク4位で2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号は減点4で8位、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&カサルヴァノ号は減点8の12位、世界ランク6位のピーター・デボス(ベルギー)&ジェイドVDビショップ号は減点8の13位。

世界ランク19位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&ビンゴ・デュ・パーク号は減点13の21位、世界ランク14位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&ドミネーター2000Z号が減点13の22位、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)は減点18の26位、世界ランク5位でLGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&マダムX号、日本の川合正育(杉谷乗馬クラブ)&ケルヴィン号は失権で順位がつかなかった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、最初にスタートを切ったスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号が39.26秒の好タイムでクリアラウンド。しかし、2番目のオリヴィエ・ロバート(フランス)&ヴィヴァルディ・デ・メノー号も第1走行に続いて減点0でフィニッシュ。一番時計を2秒以上も更新する39.26秒を叩き出し、見事にLGCTグランプリ・マドリードを制した。

キャリア最高のタイトルを勝ち取ったロバートは、この勝利によって優勝賞金100,000ユーロ(約1,327万円)を獲得。同時に、11月のグローバルチャンピオンズ・プレーオフ(開催地:チェコ/プラハ)で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手に入れた。

なお、第2戦終了時点のLGCT年間ランキングでは、スコット・ブラッシュ(イギリス)が68ポイントで首位。バート・ブレス(オランダ)が63ポイントで2位、オリヴィエ・ロバート(フランス)が60ポイントで3位、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)が56ポイントで5位、クリスチャン・ククック(ドイツ)が51ポイントで5位につけている。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso