ダニエル・ブルマン(イスラエル)がFEIワールドカップ・レキシントン大会を制覇/ナショナルホースショー2022

FEIワールドカップ

[ナショナルホースショー2022/CSI4*-W Lexington]

現地時間5日、ナショナルホースショー2022(開催地:アメリカ/ニューヨーク州レキシントン)の5日目に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2022-2023 北米リーグ 第3戦・レキシントン大会(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、ダニエル・ブルマン(イスラエル)&ラドリアーノZ号が優勝。2位にニコラス・デロ・ジョイオ(アメリカ)&コルネッツ・ケンブリッジ号、3位にハンター・ホロウェイ(アメリカ)&ペピタ・コン・スピタ号が入った。

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、9番のデヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号。続いて、15番のアイリッシュ・カニフ(アメリカ)&ヴィヴァルディ・デュ・テイル号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、2004アテネ五輪個人金メダリストのロドリゴ・ペソア(ブラジル)&クイック・ステップ号、世界ランク20位のダニエル・ブルマン(イスラエル)&ラドリアーノZ号、サンチアゴ・ランブレ(ブラジル)&チャコ・ブルーⅡ号、ニコラス・デロ・ジョイオ(アメリカ)&コルネッツ・ケンブリッジ号、ハンター・ホロウェイ(アメリカ)&ペピタ・コン・スピタ号の5人馬がクリアラウンド。トータル7人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク10位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)、同ランク18位のシェーン・スウィートナム(アイルランド)は、いずれも減点4でのフィニッシュとなり、ジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、4人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の35.13秒をマークしたダニエル・ブルマン(イスラエル)&ラドリアーノZ号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2022-2023 レキシントン大会を制し、優勝賞金71,247ドル(約1,044万円)を獲得した。

続いて、ニコラス・デロ・ジョイオ(アメリカ)&コルネッツ・ケンブリッジ号が減点0、35.47秒で2位、ハンター・ホロウェイ(アメリカ)&ペピタ・コン・スピタ号が減点0、35.99秒で3位、デヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号が減点0、37.84秒で4位、サンチアゴ・ランブレ(ブラジル)&チャコ・ブルーⅡ号が減点4、37.55秒で5位に入った。

ラドリアーノZ号はドイツ産のザンガーシャイド種(14歳牡馬)。2017年よりダニエル・ブルマン(イスラエル)とコンビを組み、2017年にアメリカのCSI4*でグランプリ優勝、2018年、2019年にアメリカのCSI5*でグランプリ優勝という成績を残している。

PHOTO:©FEI

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。