マクレーン・ウォード(アメリカ)がトルマリンオイルカップを連覇/CSIOスプルースメドウズ・マスターズ2022

ロレックス・グランドスラム

[CSIOスプルースメドウズ・マスターズ2022/CSIO5* RGS(ロレックス・グランドスラム)Spruce Meadows]

現地時間9日、CSIOスプルースメドウズ・マスターズ2022(開催地:カナダ/スプルースメドウズ)3日目に行われたトルマリンオイルカップ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、マクレーン・ウォード(アメリカ)&HHアズール号が優勝。2位にダニエル・ドイサー(ドイツ)&ビンゴ・ステ・ハーメル号、3位にスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号が入った。

第1走行

出場47人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は4番、LGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号。続いて、9番のニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&カタンガV/Hディンゲスホフ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク7位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&ダリ―・ロウ号、同ランク14位のダニエル・ブルマン(イスラエル)&ラドリアーノZ号、16位のマクレーン・ウォード(アメリカ)&HHアズール号、18位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&ビンゴ・ステ・ハーメル号の4人馬がクリアラウンド。トータル6人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク2位のマーティン・フックス(スイス)は減点1、同ランク9位のマックス・クーナー(オーストリア)は減点4、2012ロンドン五輪個人金メダリスト、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2015・2016・2019チャンピオンのスティーヴ・ゲルダ(スイス)は減点3でフィニッシュし、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の40.74秒をマークしたマクレーン・ウォード(アメリカ)&HHアズール号が、昨年に続くトルマリンオイルカップ2連覇を達成し、優勝賞金34,425カナダドル(約375万円)を獲得した。

続いて、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&ビンゴ・ステ・ハーメル号が減点0、41.04秒で2位、スコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号が減点0、45.92秒で3位、ハリー・スモルダーズ(オランダ)&ダリ―・ロウ号が減点4、41.59秒で4位、ジャンプ・オフを棄権したダニエル・ブルマン(イスラエル)&ラドリアーノZ号、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&カタンガV/Hディンゲスホフ号が5位タイとなった。

HHアズール号はベルギー産のベルジャンスポーツホース種(16歳牝馬)。2015年よりマクレーン・ウォード(アメリカ)とコンビを組み、2016リオデジャネイロ五輪団体銀メダル獲得、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017優勝、2019年と2020年に冬季馬術フェスティバル(CSI5*Wellington FL)でグランプリ優勝、2022年にもアメリカのCSI4*でグランプリ2勝を上げている。

PHOTO: © Spruce Meadows Media/Dave Chidley