ニコラス・デルモット(フランス)がロレックスグランプリを制覇/マスターズ・オブ・シャンティイ2021

海外障害馬術競技会

[マスターズ・オブ・シャンティイ2021/CSI5* Chantilly]

現地時間11日、マスターズ・オブ・シャンティイ2021(開催地:フランス/シャンティイ)最終日に行われたロレックスグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、ニコラス・デルモット(フランス)&ウルヴォソ・デュ・ロック号が優勝。2位にマーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号、3位にマリー・デモンテ(フランス)&ヴェガ・デ・ラ・ロシュ号が入った。

第1走行

出場47人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のロジェ・イブ・ボスト(フランス)&キャシーズ・クレイVDV Z号。続く3番のニコラス・デルモット(フランス)&ウルヴォソ・デュ・ロック号も減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号、同ランク16位のデニス・リンチ(アイルランド)&GCチョッピンズ・ブシ号、19位のジェローム・ゲリー(ベルギー)&グルポ・プロム・ディエゴ号、ベルトラム・アレン(アイルランド)&ハーレイVDビショップ号、ペネロペ・ルプレボ(フランス)&バンクーバー・デ・ランロール号など11人馬がクリアラウンド。トータル13人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク3位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)は減点4、同ランク13位のケビン・スタウト(フランス)は減点19でフィニッシュし、いずれも第1走行で敗退となった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切ったニコラス・デルモット(フランス)&ウルヴォソ・デュ・ロック号が42.30秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたロジェ・イブ・ボスト(フランス)&キャシーズ・クレイVDV Z号をかわして、首位に立つ。

3番目のベルトラム・アレン(アイルランド)&ハーレイVDビショップ号、4番目のペネロペ・ルプレボ(フランス)&バンクーバー・デ・ランロール号はいずれも41秒台をマークしたが、1落下の減点4。5番目のジェローム・ゲリー(ベルギー)&グルポ・プロム・ディエゴ号は2落下の減点8でフィニッシュ。

6番目のマリー・デモンテ(フランス)&ヴェガ・デ・ラ・ロシュ号、9番目のマーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号はクリアラウンドをきめるが、タイムはデモンテが42.95秒、フックスが42.66秒で一番時計を更新することはできず。そして、最終13番目のデニス・リンチ(アイルランド)&GCチョッピンズ・ブシ号も1落下の減点4でフィニッシュ。

以上の結果、ニコラス・デルモット(フランス)&ウルヴォソ・デュ・ロック号が見事にロレックスグランプリを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,294万円)を獲得した。

PHOTO:© Masters of Chantilly