那須グランドホースショー2023(日本馬術連盟公認4*競技会)競技結果/2023年6月2日(金)~6月4日(日)

日本馬術連盟公認競技会

[那須グランドホースショー2023/日本馬術連盟公認4*競技会]

2023年6月2日(金)~6月4日(日)の3日間にわたり、那須グランドホースショー2023(開催地:那須トレーニングファーム/栃木県那須塩原市)が開催された。同大会は国内に7大会しかない国内最高峰4*(フォースター)カテゴリーの障害馬術競技会であり、大会2日目に那須グランプリ 兼 FEIワールドカップ 日本リーグ・那須大会(CSI1*-W Nasu)、最終日にグランドカップ、フューチャーズカップ、MCクラシック、MDクラシックという各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。

グランドカップ

-優勝-
平永健太&C’sヴェルビータ号
(乗馬クラブクレインエクエストリアンセンター)

10人馬が出場したグランドカップ(標準障害飛越競技 238.2.2/140cm以下)では、第1走行で2人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)へ進出。一騎打ちとなったジャンプ・オフでは、47.77秒でクリアラウンドした平永健太&C’sヴェルビータ号(乗馬クラブクレインエクエストリアンセンター)が見事に優勝を飾り、賞金30万円を獲得した。

対する増山誠倫&アダマス号(小山乗馬クラブ)は減点4、44.48秒でのフィニッシュとなり、惜しくも2位に。以下、第1走行を減点4でフィニッシュした3人馬が走行タイム差により、大会初日のグランドスピードを勝った名倉賢人&カルーソJRA号(日本中央競馬会馬事公苑)が3位、広田大和&ブレイヴスターズofヤス号(那須トレーニングファーム)が4位、古田慶幸&デコ号(riding team Regroup)が5位に入った。

C’sヴェルビータ号(乗馬クラブクレインエクエストリアンセンター)はオーストラリア産のウォームブラッド種(14歳牝馬)。2018年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、全日本障害馬術大会2019 Part I で中障害飛越競技B決勝優勝、まほろばサマーホースショー三木2021(3スター)でまほろばグランプリ優勝などの成績を上げている。

フューチャーズカップ

-優勝-
広田思乃&キャンベラZ号
(那須トレーニングファーム)

17人馬が出場したフューチャーズカップ(標準障害飛越競技 238.2.2/130cm以下)では、第1走行で3人馬がクリアラウンドし、ジャンプ・オフへ。迎えたジャンプ・オフでは、32.26秒でクリアラウンドした広田思乃&キャンベラZ号(那須トレーニングファーム)が大会初日のMBスピード&ハンディネスに続くこのクラス2勝目をマークし、賞金15万円を獲得した。

続いて、広田大和&ニック・オブ・タイム号(那須トレーニングファーム)が減点4、30.59秒で2位、武田京夏&オーロラボレアリス号(筑波スカイラインスティーブル)が減点4、31.36秒で3位に。以下、第1走行を減点4でフィニッシュした中山梨絵&ミスティックレディー号(北総乗馬クラブ)が4位、同じく減点4だった荒木紀迪&キャンドゥライト号(小山乗馬クラブ)が走行タイム差で5位となった。

なお、大会2日目のMBノーマルを勝った佐々紫苑&コラミー号(日本中央競馬会馬事公苑)は第1走行を減点23でフィニッシュし、12位という結果に終わっている。

キャンベラZ号(那須トレーニングファーム)はベルギー産のザンガーシャイド種(15歳牝馬)。2016年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、全日本障害馬術大会2021 Part I で中障害飛越競技B S&H優勝、全日本ジュニア障害馬術大会2021でジュニアライダー障害飛越競技優勝、しもつけ乗馬大会2022(2スター)でMBグランプリ優勝などの成績を上げている。

※写真はイメージです(那須トレーニングファームでの競技風景)