マーティン・フックス(スイス)がロレックスグランプリを制覇。優勝賞金40万スイスフラン(約4,550万円)を獲得/CHIジュネーヴ2019

ロレックス・グランドスラム

[CHIジュネーヴ2019/CSI5*Geneva]

現地時間15日、CHIジュネーヴ2019(開催地:スイス/ジュネーヴ)最終日に行われたロレックスグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、マーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号が優勝。2位にはスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・セナター号、3位にはジェローム・ゲリー(ベルギー)&クエル・オム・ド・フス号が入った。

第1走行

出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、8番のマイケル・ペンダー(アイルランド)&HHSバーンチャーチ号。続いて、16番のマーク・マコーリー(アイルランド)&ヴィヴァルディ・デュ・テイル号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、世界ランク1位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&アルブフレンズ・ビアンカ号、同ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号、5位のピーター・デボス(ベルギー)&エスポワール号、8位のダーラ・ケニー(アイルランド)&バロウ・デュ・レヴェントン号、史上唯一のグランドスラム達成者であるスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・セナター号など9人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフは11人馬で争われることになった。

なお、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)、同ランク4位でLGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)、9位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)は減点4、連覇を狙ったマーカス・アーニング(ドイツ)は減点8、IJRCトップ10ファイナルを制したケント・ファリントン(アメリカ)は途中棄権でいずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、3番目にスタートを切ったジェローム・ゲリー(ベルギー)&クエル・オム・ド・フス号が第1走行に続いてクリアラウンド。39.07秒の好タイムをマークし、首位に立つ。

4番目のブライアン・バルシガー(スイス)&クルーゾ・デ・ラッサス号もクリアラウンドするが、タイムは39.97秒と及ばず。しかし、5番目のマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号が38.60秒でクリアラウンド。一番時計を0.47秒だけ更新し、ゲリーをかわして首位に躍り出る。

続く6番目のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&VDLエドガーM号も減点0で走行を終えるが、タイムは39.11秒。7番目のピーター・デボス(ベルギー)&エスポワール号は減点4で敗退。さらに、8番目のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&アルブフレンズ・ビアンカ号、9番目のジョス・バルーイ(ベルギー)&イゴール号、10番目のスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・セナター号がクリアラウンドするが、タイムはブラッシュの38.65秒が最高でフックスには届かない。

そして、最終11番目のダーラ・ケニー(アイルランド)&バロウ・デュ・レヴェントン号は2つ目の障害でバーを落とし、減点4でフィニッシュ。以上の結果、マーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号が見事にロレックスグランプリを制し、優勝賞金400,000スイスフラン(約4,550万円)を獲得した。

PHOTO:Rolex/Ashley Neuhof