カナダがBMOネーションカップを制する/CSIOスプルースメドウズ・マスターズ2021

ロレックス・グランドスラム

[CSIOスプルースメドウズ・マスターズ2021/CSIO5* RGS(ロレックス・グランドスラム)Spruce Meadows]

現地時間11日、CSIOスプルースメドウズ・マスターズ2021(開催地:カナダ/スプルースメドウズ)3日目に行われたBMOネーションズカップ(国別団体戦/標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、カナダ1が優勝。2位にアメリカ、3位にカナダ2が入った。

この競技には、アイルランド、アメリカ、カナダ1、カナダ2、メキシコの5チーム(1チーム4人馬トータル20人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、第1・第2走行トータル総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

第1走行

第1走行では、エリック・ラマーズ(カナダ)&ファイン・レディー5号、エリン・バラード(カナダ)&ジャック・ファント・カッテンヘン号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、他の2人馬が減点1で走行を終えたカナダ1が、総減点1で首位に発進。

続いて、マリオ・デスローリエ(カナダ)&ウリス・デ・ラ・ローク号がクリアラウンド、1人馬が減点1、2人馬が減点5で走行を終えたカナダ2が、総減点6で2位に。そして、ブリス・ヒアーズ(アメリカ)&アンチドーテ・デ・マース号がクリアラウンド、他の3人馬が減点1、減点8、失権に終わったアメリカが総減点9で3位につけた。以下、メキシコが総減点17が4位、アイルランドが総減点22で最下位スタートとなった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えた第2走行では、エリック・ラマーズ(カナダ)&ファイン・レディー5号が棄権したものの、エリン・バラード(カナダ)&ジャック・ファント・カッテンヘン号が第1走行に続いてクリアラウン、他の2人馬が減点2、減点5だったカナダ1が総減点(第1・第2走行のトータル減点。以下同)を9にとどめ、見事にBMOネーションズカップを制覇。優勝賞金175,000カナダドル(約1,500万円)を獲得した。

第1走行を3位で折り返したアメリカも1人馬が棄権したが、マクレーン・ウォード(アメリカ)&HHアズール号、ブリス・ヒアーズ(アメリカ)&アンチドーテ・デ・マース号が減点1、残る1人馬が減点4でフィニッシュ。総減点15で2位に入った。一方、第1走行で2位につけていたカナダ2は、1人馬が減点2、3人馬が減点4で走行を終えたため、総減点16の3位に。以下、総減点32のメキシコが4位、総減点44のアイルランドが最下位に終わっている。

PHOTO:© Spruce Meadows Media/Mike Sturk