ナイエル・ナサール(エジプト)がFEIワールドカップ・北米西部リーグ2連勝/ラスベガス・ナショナルホースショー2018

FEIワールドカップ

[ラスベガス・ナショナルホースショー2018/CSI4*-W Las Vegas]

現地時間17日、ラスベガス・ナショナルホースショー2018(開催地:アメリカ/ネバダ州ラスベガス)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 北米西部リーグ 第5戦・ラスベガス大会(標準障害飛越競/140-160cm)にて、ナイエル・ナサール(エジプト)&ローダン号が優勝。2位にはウィルヘルム・ジェン(ドイツ)&ブガッティ号、3位にはハーレイ・ブラウン(オーストラリア)&マイロード・コルネット号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場31人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のジェニファー・ゲイツ(アメリカ)&モナコ号。続いて、6番のハーレイ・ブラウン(オーストラリア)&マイロード・コルネット号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、第2戦・サクラメント大会を制したウィルヘイム・ジェン(ドイツ)&ブガッティ号、第4戦・サーマル大会を制したナイエル・ナサール(エジプト)&ローダン号、昨年の同大会を制しているリチャード・スプーナー(アメリカ)&クゥアリドRC号、クリステン・ヴァンダービーン(アメリカ)&ブル・ランズ・ディヴァイン・フューチャー号の4人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル6人馬で争われることになった。

なお、第1戦・ラングリー大会を制したウーマ・オニール(アメリカ)は減点4、北米東部リーグ 第1戦のノースセーラム大会を制したモリー・アッシュ・カウリー(アメリカ)は減点12でジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切ったハーレイ・ブラウン(オーストラリア)&マイロード・コルネット号が40.34秒でクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたジェニファー・ゲイツ(アメリカ)&モナコ号をかわして、首位に立つ。

3番目のクリステン・ヴァンダービーン(アメリカ)&ブル・ランズ・ディヴァイン・フューチャー号は1落下の減点4で走行を終え、ブラウンには及ばない。しかし、4番目のウィルヘルム・ジェン(ドイツ)&ブガッティ号が35.73秒でクリアラウンド。一番時計を5秒近く更新して首位に躍り出ると、5番目のリチャード・スプーナー(アメリカ)&クゥアリドRC号も果敢な走行で逆転を狙うが、こちらも1落下の減点4で連覇を逃す。

そして、いよいよ最終6番目のナイエル・ナサール(エジプト)&ローダン号がアリーナへ。北米西部リーグ連勝を狙う人馬は、内々を小さく回る巧みなコース取りにより、34.57秒でクリアラウンド。ジェンのタイムを約1秒だけ上回り、見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 ラスベガス大会を制した。

この勝利により、ナサールは優勝賞金33,750ドル(約379万円)を獲得。北米西部リーグランキングも3位に浮上した。

PHOTO:©FEI