ピーター・デボス(ベルギー)がFEIワールドカップ・シュトゥットガルト大会を制す/シュトゥットガルト・ジャーマンマスターズ2018

FEIワールドカップ

[シュトゥットガルト・ジャーマンマスターズ2018/CSI5*-W Stuttgart]

現地時間19日、シュトゥットガルト・ジャーマンマスターズ2018(開催地:ドイツ/シュトゥットガルト)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 西ヨーロッパリーグ 第5戦・シュトゥットガルト大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、ピーター・デボス(ベルギー)&アパート号が優勝。2位にはマックス・クーナー(オーストリア)&PSGファイナル号、3位にはクリスチャン・アールマン(ドイツ)&トーキョー2号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のクリスチャン・ククック(ドイツ)&コレスタス号。続いて、10番のステファニー・ホルメン(スウェーデン)&フリップス・リトル・スパロウ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、世界ランク2位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&アラモ号、同ランク6位でFEIヨーロッパ選手権2017個人金メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&キャッチ・ミー・ノットS号、クリスチャン・アールマン(ドイツ)&トーキョー2号、マックス・クーナー(オーストリア)&PSGファイナル号、ピーター・デボス(ベルギー)&アパート号など8人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル10人馬で争われることになった。

なお、FEI世界馬術選手権大会2018個人金メダリストのシモーヌ・ブラム(ドイツ)、世界ランク4位のマーカス・アーニング(ドイツ)は減点4、同ランク3位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)は減点8、2016リオデジャネイロ五輪団体金メダリストのペネロペ・ルプレボ(フランス)は減点9で走行を終え、ジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

トップバッターのクリスチャン・ククック(ドイツ)&コレスタス号、2番目のステファニー・ホルメン(スウェーデン)&フリップス・リトル・スパロウ号、3番目のモーリス・テベル(ドイツ)&ドン・ディアラド号はいずれも減点4で走行を終えたが、4番目のマックス・クーナー(オーストリア)&PSGファイナル号は第1走行に続いてクリアラウンド。56.62秒をマークし、首位に立つ。

続く5番目のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&キャッチ・ミー・ノットS号は減点8、6番目のフィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)&アサーティル号、7番目のオリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mレジェンド・オブ・ラブ号、8番目のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&アラモ号は減点4でのフィニッシュとなり、優勝争いから脱落する。

さらに、9番目のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&トーキョー2号は減点0でフィニッシュするが、タイムは57.68秒でクーナーには届かない。しかし、最終10番目のピーター・デボス(ベルギー)&アパート号が一番時計を7秒以上更新する49.05秒でクリアラウンド。観客の度肝を抜く驚異的なパフォーマンスを披露し、見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 シュトゥットガルト大会を制した。

この勝利により、デボスは80,000ユーロ(約1,030万円)相当のメルセデスベンツを獲得。西ヨーロッパリーグランキングも2位に浮上した。

PHOTO:©FEI