ロバート・ウィテカー(イギリス)がFEIワールドカップ・ヘルシンキ大会を制覇/ヘルシンキ・インターナショナルホースショー2019

FEIワールドカップ

[ヘルシンキ・インターナショナルホースショー2019/CSI5*-W Helsinki]

現地時間27日、ヘルシンキ・インターナショナルホースショー2019(開催地:フィンランド/ヘルシンキ)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 西ヨーロッパリーグ 第2戦・ヘルシンキ大会(標準障害飛越競技/165cm)にて、ロバート・ウィテカー(イギリス)&キャットウォークⅣ号が優勝。2位にはセルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&ジェット・ラン号、3位にはセリーヌ・スクーンブルート・デ・アゼヴェド(ベルギー)&チェペッタ号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場37人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、6番のエオイン・マクマホン(アイルランド)&チャコン2号。続いて、10番のセルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&ジェット・ラン号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、世界ランク4位で2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号、ケビン・スタウト(フランス)&フォー・ジョイ・ファント・ゾーグフリートHDC号、デニス・リンチ(アイルランド)&GCチョッピンズ・ブシ号など7人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル9人馬で争われることになった。

なお、世界ランク1位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーブ・ゲルダ(スイス)は減点5、同ランク2位でFEIヨーロッパ選手権個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)は減点4で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切ったセルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&ジェット・ラン号が39.81秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたエオイン・マクマホン(アイルランド)&チャコン2号をかわして、首位に立つ。

3番目のセリーヌ・スクーンブルート・デ・アゼヴェド(ベルギー)&チェペッタ号も減点0で続くが、タイムは40.09秒とわずかに届かず。4番目のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号も2落下の減点8で優勝争いから脱落する。しかし、5番目のロバート・ウィテカー(イギリス)&キャットウォークⅣ号が38.13秒でクリアラウンド。一番時計を0.68秒だけ更新して、首位に躍り出る。

すると後続の人馬は、6番目のピウス・シュヴァイツァー(スイス)&コートニー・コックス号は1落下の減点4、7番目のデニス・リンチ(アイルランド)&GCチョッピン・ブシ号は途中棄権、8番目のケビン・スタウト(フランス)&フォー・ジョイ・ファント・ゾーグフリートHDC号はまさかの落馬失権。そして、最終9番目のクリスチャン・ククック(ドイツ)&クインティーノ号はクリアラウンドしたものの、タイムは47.18秒と大きく及ばず。

以上の結果、ロバート・ウィテカー(イギリス)&キャットウォークⅣ号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 ヘルシンキ大会を制し、優勝賞金50,750ユーロ(約609万円)を獲得。西ヨーロッパリーグランキングも3位に浮上した。

PHOTO:©FEI