川合正育(杉谷乗馬クラブ)所属のロンドン・ナイツが今シーズンのGCL初勝利/GCL2022 第13戦・ローマ大会

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[グローバル・チャンピオンズリーグ2022 第13戦・ローマ大会/CSI5* GCL Rome]

現地時間2日および3日、グローバル・チャンピオンズリーグ(以下、GCL)2022 第13戦・ローマ大会(開催地:イタリア/ローマ)が行われ、川合正育(杉谷乗馬クラブ)&ゴールドウィン号、サミュエル・ハットン(イギリス)&オーク・グローヴス・ライス号が出場したロンドン・ナイツが総減点4、タイム合計148.52秒で見事に優勝。今シーズンのGCL初勝利を上げた。なお、日本人選手所属チームのGCL優勝はシリーズ史上初となる。

続いて、ルドガー・ベールバウム(ドイツ)&ミラ号、クリスチャン・ククック(ドイツ)&ムンバイ号が出場したベルリン・イーグルスが総減点8、タイム合計144.52秒で2位となり、惜しくも今シーズン5勝目ならず。ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号、マリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号などが出場したストックホルム・ハーツが総減点8、タイム合計144.98秒で3位に入った。

GCLは全16チームで争われるチーム対抗戦シリーズであり、今シーズンは全15大会の総合成績で年間チャンピオンの座を争う。各大会では、第1ラウンドと第2ラウンドの2競技を実施。いずれのラウンドも各チームから2人馬が出場し、計4回の走行における総減点と第2ラウンドの走行タイム合計により順位が決定される。

なお、第13戦終了時点のGCL2022年間ランキングでは、ベルリン・イーグルスが262ポイントで首位に浮上。ストックホルム・ハーツが260ポイントで2位、上海・スワンズが217ポイントで3位、プラハ・ライオンズが209ポイントで4位、川合正育(杉谷乗馬クラブ)が所属するロンドン・ナイツが202ポイントの5位につけている。

PHOTO:GCL

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。