ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)がLGCTグランプリ・カンヌを制する/LGCT2018 第7戦・カンヌ大会

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[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第7戦・カンヌ大会/CSI5*GCT Cannes]

現地時間9日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第7戦・カンヌ大会(開催地:フランス/カンヌ)最終日に行われたCSI5*GCTグランプリ・カンヌ(標準障害飛越競技/160cm)が行われ、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&ハンソンWL号が優勝。2位にはハリー・スモルダーズ(オランダ)&エメラルド号、3位にはシモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場33人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は8番、個人で1つ、団体で3つの五輪金メダルを獲得しているルドガー・ベールバウム(ドイツ)&カステロ号。続いて10番、LGCT2017チャンピオンで世界ランク1位のハリー・スモルダーズ(オランダ)&エメラルド号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、LGCT2016チャンピオンのロルフ・ヨーラン・ベントソン(スウェーデン)&オーク・グルーヴス・カーライル号、世界ランク2位のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&ハンソンWL号、同ランク9位のシモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号など6人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル8人馬で争われることになった。

なお、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)は減点8、世界ランク7位で2016リオデジャネイロ五輪団体金メダリストのケビン・スタウト(フランス)は途中棄権でジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切ったハリー・スモルダーズ(オランダ)&エメラルド号が38.46秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたルドガー・ベールバウム(ドイツ)&カステロ号のタイムを4秒以上更新し、首位に立つ。

3番目のロルフ・ヨーラン・ベントソン(スウェーデン)&オーク・グルーヴス・カーライル号、4番目のシモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号も続けてクリアラウンドするが、タイムはベントソンが39.82秒、ドレストアが38.53秒でスモルダーズには及ばない。

しかし、5番目のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&ハンソンWL号が38.05秒でクリアラウンド。一番時計を0.41秒だけ上回る会心の走行で堂々首位に躍り出る。その後、残る3人馬もすべて減点0でフィニッシュしたが、タイムはユル・フライリンク(オランダ)&VDLグラスゴー・ヴァン・ヘット・メレルネス号の39.47秒が最高でフレデリクソンには届かず。

以上の結果、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&ハンソンWL号が見事にLGCTグランプリ・カンヌを制し、優勝賞金99,000ユーロを獲得すると共に、12月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

LGCT2018年間ランキングはエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)が首位をキープ。ベン・マー(イギリス)、スコット・ブラッシュ(イギリス)のイギリス勢がそれぞれ2位、3位につけた。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso