ジュリアン・エパイヤール(フランス)がLGCTグランプリ・ドーハを制する/LGCT2019 第1戦・ドーハ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第1戦・ドーハ大会/CSI5*GCT Doha]

現地時間2日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第1戦・ドーハ大会(開催地:カタール/ドーハ)最終日に行われたLGCTグランプリ・ドーハ(標準障害飛越競技/160cm)にて、ジュリアン・エパイヤール(フランス)&ユージュアル・サスペクツ・ダージ号が優勝。2位にはベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、3位にはニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mチリ・ウィリ号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場33人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、8番のジュリアン・エパイヤール(フランス)&ユージュアル・サスペクツ・ダージ号。続く9番のアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&コンタンガ号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、LGCT2018チャンピオンで世界ランク7位のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mチリ・ウィリ号、フランク・シャッター(オランダ)&シャンティイズ・チャンピオン号の3人馬がクリアラウンドし、ジャンプ・オフはトータル5人馬で争われることになった。

なお、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)は減点4、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)、2016リオデジャネイロ五輪団体金メダリストのケビン・スタウト(フランス)は減点8で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、最初にスタートを切ったジュリアン・エパイヤール(フランス)&ユージュアル・サスペクツ・ダージ号が第1走行に続いてクリアラウンド。いきなり40.11秒という好タイムを叩き出し、後続の人馬にプレッシャーをかける。

続く2番目のアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&コンタンガ号、3番目のフランク・シャッター(オランダ)&シャンティイズ・チャンピオン号はいずれも1落下の減点4フィニッシュ。4番目のニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mチリ・ウィリ号は減点0でフィニッシュしたが、タイムは43.43秒と大きく及ばない。

そして、最終5番目のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号がアリーナへ。昨シーズンのLGCTグランプリ3勝をマークしている人馬は終始軽快な走行でクリアラウンドをきめるが、タイムは40.55秒と一番時計更新はならず。

以上の結果、ジュリアン・エパイヤール(フランス)&ユージュアル・サスペクツ・ダージ号が見事に開幕戦のグランプリを制した。この勝利により、エパイヤールは優勝賞金75,000ユーロ(約920万円)を獲得。11月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso