ケント・ファリントン(アメリカ)がRBCグランプリを制覇/スプルースメドウズ・ナショナル2021

スプルースメドウズ・サマーシリーズ

[スプルースメドウズ・ナショナル2021/CSI5* Spruce Meadows]

現地時間4日、スプルースメドウズ・ナショナル2021(開催地:カナダ/スプルースメドウズ)5日目に行われたRBCグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、ケント・ファリントン(アメリカ)&ガゼル号が優勝。2位にエドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5キントール号、3位にエリン・バラード(カナダ)&ガキル号が入った。

第1走行

出場25人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、10番のベン・アセリン(カナダ)&ルイカンQ号。続いて、12番のローワン・ウィリス(オーストラリア)&ブルー・ムービー号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク6位のケント・ファリントン(アメリカ)&ガゼル号、ブライアン・クルナン(アイルランド)&アルミク号、エドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5キントール号、エリン・バラード(カナダ)&ガキル号、ティファニー・フォスター(カナダ)&ノーザン・ライト号の5人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル7人馬で争われることになった。

なお、2004アテネ五輪・2008北京五輪団体金メダリストでFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2018を制したビージー・マッデン(アメリカ)は減点4でのフィニッシュとなり、惜しくもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、4番目のエドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5キントール号が41.88秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたブライアン・クルナン(アイルランド)&アルミク号、ベン・アセリン(カナダ)&ルイカンQ号らをかわして、首位に立つ。

5番目のエリン・バラード(カナダ)&ガキル号、6番目のティファニー・フォスター(カナダ)&ノーザン・ライト号も減点0でフィニッシュするが、タイムはバラードが44.89秒、フォスターが46.11秒でいずれもメネゼスのタイムを上回ることはできない。

しかし、最終7番目のケント・ファリントン(アメリカ)&ガゼル号が一番時計を1秒近く更新する40.91秒でクリアラウンド。見事にRBCグランプリを制し、優勝賞金165,000カナダドル(約1,443万円)を獲得した。

PHOTO:© Spruce Meadows Media/Mike Sturk