マリオ・デスローリエ(カナダ)がATCOクイーンエリザベス2世カップを制す/スプルースメドウズ・ノースアメリカン2021

スプルースメドウズ・サマーシリーズ

[スプルースメドウズ・ノースアメリカン2021/CSI5* Spruce Meadows]

現地時間19日、スプルースメドウズ・ノースアメリカン2021(開催地:カナダ/スプルースメドウズ)5日目に行われたATCOクイーンエリザベス2世カップ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、マリオ・デスローリエ(カナダ)&バルドリーナ2号が優勝。2位にケイティ・ローリエ(オーストラリア)&DジャンゴⅡ号、3位にカルロス・ハンク・ゲレイロ(メキシコ)&H5ジャスト・ザ・ミュージック号が入った。

第1走行

出場25人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、4番のカルロス・ハンク・ゲレイロ(メキシコ)&H5ジャスト・ザ・ミュージック号。続いて、14番のケイティ・ローリエ(オーストラリア)&DジャンゴⅡ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、15番のフェデリコ・フェルナンデス(メキシコ)&ロメオ号、19番のマリオ・デスローリエ(カナダ)&バルドリーナ2号の2人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル4人馬で争われることになった。

なお、世界ランク13位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点4、同ランク26位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017を制したマクレーン・ウォード(アメリカ)は途中棄権に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

フェデリコ・フェルナンデス(メキシコ)&ロメオ号が出場を辞退したため、3人馬での争いとなったジャンプ・オフでは、2番目のケイティ・ローリエ(オーストラリア)&DジャンゴⅡ号が減点5でフィニッシュ。先に減点13で走行を終えていたカルロス・ハンク・ゲレイロ(メキシコ)&H5ジャスト・ザ・ミュージック号をかわして、首位に立つ。

しかし、最終3番目のマリオ・デスローリエ(カナダ)&」バルドリーナ2号が53.06秒でクリアラウンド。見事にATCOクイーンエリザベス2世カップを制し、優勝賞金125,000カナダドル(約1,070万円)を獲得した。

PHOTO:© Spruce Meadows Media/Tony Lewis