ケント・ファリントン(アメリカ)がホースウェアアイルランドグランプリを制覇/冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク10

冬季馬術フェスティバル

[冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク10/CSI4*Wellington FL]

現地時間16日、冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク10(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)5日目に行われたホースウェアアイルランドグランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、ケント・ファリントン(アメリカ)&トウレイナ号が優勝。2位にニコル・シャヒニアン・シンプソン(アメリカ)&アクナ・マタタ号、3位にダーラ・ケニー(アイルランド)&アムステルダム27号が入った。

第1走行

出場44人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のレイシー・ギルバートソン(アメリカ)&カーリン・ヴァント・ヴェンネホフ号。続いて、3番のジェシカ・スプリングスティーン(アメリカ)&ドン・ファン・ヴァン・デ・ドンホーブ号減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク13位のケント・ファリントン(アメリカ)&トウレイナ号、ダーラ・ケニー(アイルランド)&アムステルダム27号、ローラ・クラウト(アメリカ)&バロウティヌエ号、リリー・キーナン(アメリカ)&アガナ・ファン・ヘット・ジェレンダルZ号など7人馬がクリアラウンド。トータル9人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク4位でFEIワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)は減点8、同ランク14位のシェーン・スウィートナム(アイルランド)は減点4でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、5人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの37.38をマークしたケント・ファリントン(アメリカ)&トウレイナ号見事にホースウェアアイルランドグランプリを制し、優勝賞金74,580ドル(約983万円を)を獲得した。

続いて、ニコル・シャヒニアン・シンプソン(アメリカ)&アクナ・マタタ号が減点0、37.94秒で2位、ダーラ・ケニー(アイルランド)&アムステルダム27号が減点0、38.53秒で3位、リリー・キーナン(アメリカ)&アガナ・ファン・ヘット・ジェレンダルZ号が減点0、39.10秒で4位、ジェシカ・スプリングスティーン(アメリカ)&ドン・ファン・ヴァン・デ・ドンホーブ号が減点0、39.58秒で5位に入った。

トウレイナ号はベルギー産のザンガーシャイド種(9歳牝馬)。2022年よりケント・ファリントン(アメリカ)とコンビを組み、2022年にアメリカのCSI3*で145cmクラス2位、2023年に冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク3(CSI4*Wellington FL)でグランプリ3位という成績を残している。

PHOTO:Sportfot

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。