WEFチャレンジカップ・ラウンド2はニコール・シャヒニアン・シンプソン(アメリカ)が優勝/冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク2

冬季馬術フェスティバル

[冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク2/CSI3*Wellington FL]

現地時間20日、冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク2(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)3日目に行われたアデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド2(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、ニコール・シャヒニアン・シンプソン(アメリカ)&アクナ・マタタ号が優勝。2位にカリー・ショット(アメリカ)&グラント号、3位にエイドリアン・スターンリット(アメリカ)&ファキトールS号が入った。

第1走行

出場56人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、7番のリリー・キーナン(アメリカ)&アガナ・ファン・ヘット・ジェレンダルZ号。続いて、9番のジェイコブ・ポープ(アメリカ)&インセントS.A号減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク10位でFEIワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)&カラス号、同ランク14位のシェーン・スウィートナム(アイルランド)&アウト・オブ・ザ・ブルーSCF号、18位のケント・ファリントン(アメリカ)&ランドン号、19位のダニエル・ブルマン(イスラエル)&アイルランド号など18人馬がクリアラウンド。大挙20人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク6位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019・2022チャンピオンのベン・マー(イギリス)は減点4、2004アテネ五輪個人金メダリストのロドリゴ・ペソア(ブラジル)は減点8でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

8人馬が棄権したため、12人馬で争われたジャンプ・オフでは、4人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの45.06をマークしたニコール・シャヒニアン・シンプソン(アメリカ)&アクナ・マタタ号見事にアデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド2を制し、優勝賞金12,870ドル(約166万円を)を獲得した。

続いて、カリー・ショット(アメリカ)&グラント号が減点0、45.11秒で2位、エイドリアン・スターンリット(アメリカ)&ファキトールS号が減点0、46.34秒で3位、レイシー・ギルバートソン(アメリカ)&ダムゼル・ステ・ヘルメル号が減点0、46.58秒で4位、シェーン・スウィートナム(アイルランド)&アウト・オブ・ザ・ブルーSCF号が減点4、43.33秒で5位に入った。

アクナ・マタタ号はアメリカ産のホルシュタイナー種(15歳牝馬)。2017年よりニコール・シャヒニアン・シンプソン(アメリカ)とコンビを組み、2018年にラスベガス・ナショナルホースショー2018(CSI4*-W Las Vegas)で150cmクラス優勝、2019年に冬季馬術フェスティバル2019 ウィーク6(CSI3*Wellington FL)でグランプリ優勝、デボン・ホースショー2019(CSI4*Devon)で150cmクラス優勝といった成績を残している。

PHOTO:Sportfot

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。