LGCTグランプリ・ローマはマリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)が優勝/LGCT2021 第12戦・ローマ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2021 第12戦・ローマ大会/CSI5*GCT Rome]

現地時間12日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下、LGCT)2021 第12戦・ローマ大会(開催地:イタリア/ローマ)2日目に行われたLGCTグランプリ・ローマ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、マリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号が優勝。2位にクリスチャン・アールマン(ドイツ)&マンダト・ヴァン・デ・ニールハイド号、3位にハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号が入った。

第1走行

出場31人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のオリヴィエ・ロバート(フランス)&ヴァンゴグ・デュ・マス・ガルニエ号。続く2番、世界ランク7位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号も減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、LGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2011を制したクリスチャン・アールマン(ドイツ)&マンダト・ヴァン・デ・ニールハイド号、マリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号、ユル・フライリンク(オランダ)&ロング・ジョン・シルバー号など9人馬がクリアラウンド。トータル11人馬がジャンプ・オフへと駒を進めた。

なお、世界ランク5位でパンアメリカン競技大会2019個人・団体二冠のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)、同ランク6位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)は減点8、9位のケビン・スタウト(フランス)は失権でジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、3番目にスタートを切ったアブデル・サイード(ベルギー)&バンディット・サヴォワ号が38.09秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号のタイムを上回り、首位に立つ。

しかし、5番目のマリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号が36.74秒でクリアラウンド。一番時計を1.35秒更新して首位に躍り出ると、6番目のユル・フライリンク(オランダ)&ロング・ジョン・シルバー号、8番目のエヴェリナ・トヴェク(スウェーデン)&ウィネトゥー・デ・ラ・ハメンテ号も減点0で続くが、いずれもバーヤード・ジョンソンのタイムには大きく及ばない。

さらに、10番目のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&マンダト・ヴァン・デ・ニールハイド号、最終11番目のハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号もクリアラウンドをきめたが、タイムはアールマンが37.82秒、スモルダーズが37.89秒で一番時計の更新はならず。

以上の結果、マリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号が見事にLGCTグランプリ・ローマを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,285万円)を獲得。同時に、11月のグローバルチャンピオンズ・プレーオフ(開催地:チェコ/プラハ)で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

なお、第12戦終了時点のLGCT年間ランキングでは、エドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)が214ポイントで首位をキープ。オリヴィエ・ロバート(フランス)が208ポイントで2位、ベン・マー(イギリス)が201ポイントで3位、マックス・クーナー(オーストリア)が194ポイントで4位、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)が189ポイントで5位につけている。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso