中障害飛越競技D決勝は津田晴香&ヴィゼル号(藤沢乗馬クラブ)が優勝/全日本障害馬術大会2019 PartⅡ

全日本障害馬術大会

[全日本障害馬術大会2019 PartⅡ]

9月15日、全日本障害馬術大会2019 PartⅡ(開催地:つま恋乗馬倶楽部/静岡県掛川市)最終日に行われた中障害飛越競技D決勝(標準障害飛越競技/110cm以下)にて、津田晴香&ヴィゼル号(藤沢乗馬クラブ)が優勝。2位には井元躍登&IMTデコニング号(成田乗馬クラブ)、3位には砂川成弘&I’mダニエル号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)が入った。

第1走行

出場48人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番の近藤三男&デイリーニュース号(眞田ライディングクラブ)。続く3番の眞田 凌&ミランダ55号(眞田ライディングクラブ)も減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフが成立となる。

その後、予選2競技を連勝し、首位で決勝進出を決めた坂田慎治&シャノン号(クラブコルツ)、予選2位通過の増山陽子&ラメキシカZ号(筑波スカイラインスティーブル)など大挙20人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル22人馬で争われることになった。

なお、全日本ジュニア障害馬術大会2019のチルドレンライダー選手権を制した広田大和&オラシオン・デ・オーロ号(那須トレーニングファーム)は減点4で走行を終え、惜しくもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、7番目にスタートを切った井元躍登&IMTデコニング号(成田乗馬クラブ)が42.42秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていた3人馬をかわして、首位に立つ。

9番目の齋藤有里&アロー号(小山乗馬クラブ)、10番目の佐藤真輝&アンタッチャブル号(乗馬クラブクレイン東京)、11番目の安藤まり江&ウィヴィエラYH号(YUKI HARI SPORT HORSES)が続けてクリアラウンドをきめるが、タイムは佐藤の47.78秒が最高で大きく及ばない。

しかし、13番目の津田晴香&ヴィゼル号(藤沢乗馬クラブ)が41.69秒でクリアラウンド。一番時計を0.73秒更新して首位に踊り出ると、18番目の右近萌木&サントリーニ号(SILVANO STABLES)、19番目の砂川成弘&I’mダニエル号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)も減点0で続くが、タイムは右近が48.03秒、砂川が43.08秒と届かず。

さらに、21番の増山陽子&ラメキシカZ号(筑波スカイラインスティーブル)は経路違反でまさかの失権。最終22番の坂田慎治&シャノン号(クラブコルツ)は39.49秒という素晴らしいタイムを叩き出したが、3つ目の障害で落下があり、悔しい減点4フィニッシュ。

以上の結果、津田晴香&ヴィゼル号(藤沢乗馬クラブ)が見事に中障害飛越競技D決勝を制し、飼育奨励金20万円を手にした。