スティーヴ・ゲルダ(スイス)がロレックスIJRCトップ10ファイナルを制覇/CHIジュネーヴ2018

ロレックス・グランドスラム

[CHIジュネーヴ2018/CSI5*Geneva]

現地時間7日、CHIジュネーヴ2018(開催地:スイス/ジュネーヴ)の2日目に行われたロレックスIJRCトップ10ファイナル(二回走行競技/160cm)にて、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&アラモ号が優勝。2位にはヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&カステロ194号、3位にはマクレーン・ウォード(アメリカ)&クリンタ号が入った。

ラウンドA

この競技は、毎年11月発表の世界ランキングでトップ10に名を連ねるライダーのみが出場できる(※不出場のライダーがいた場合は11位以下のライダーが繰り上がりで出場)障害馬術界最高峰の一戦。

ラウンドAでは、ニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&ガンシア・デ・ミューズ号、マーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号、マクレーン・ウォード(アメリカ)&クリンタ号、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&カステロ194号、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&アラモ号、ハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHP Z号の7人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。タイム差により、ブリンシェルズが首位に立ち、以下、スモルダーズ、ウォード、フォン・エッカーマン、フックス、ゲルダ、ドイサーの順に続いた。

また、1落下の減点4で走行を終えたマーカス・アーニング(ドイツ)&ファンキー・フレッド号、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号は、同じく走行タイム差でアーニングが6位、フレデリクソンが7位。減点19と大きく出遅れたベン・マーハー(イギリス)&エクスプロージョンW号が最下位スタートとなった。

ラウンドB

ラウンドA下位の人馬から順に走行するリバースオーダーで行われたラウンドBでは、4番目にスタートを切ったダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号がこの競技最初のダブルクリアラウンド。41.53秒の好タイムをマークして、首位に立つ。

しかし、5番目のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&アラモ号がそのタイムを1.78秒上回る39.75秒でダブルクリアラウンド。会心のパフォーマンスで首位に躍り出ると、スタンドの地元ファンから大きな拍手と歓声がわき上がる。

続いて、6番目のマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号、7番目のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&カステロ194号、8番目のマクレーン・ウォード(アメリカ)&クリンタ号もダブルクリアラウンドをきめるが、タイムはフックスが42.03秒、フォン・エッカーマンとウォードはいずれも40秒台でゲルダには届かない。

そして、9番目のハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHP Z号、最終10番目のニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&ガンシア・デ・ミューズ号はともに1落下の減点4で走行を終えたため、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&アラモ号が見事にロレックスIJRCトップ10ファイナルを制覇。2010年以来、8年ぶり2回目の優勝を飾り、優勝賞金160,000スイスフラン(約1,821万円)を獲得した。

PHOTO:Stefan Lafrentz