4チームによるジャンプ・オフを制し、オランダがFEIネーションズカップ・スウェーデン大会優勝/ファルステボホースショー2018

FEIネーションズカップ

[ファルステボホースショー2018/CSIO5*-NC Falsterbo]

現地時間15日、ファルステボホースショー2018(開催地:スウェーデン/ファルステボ)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2018 ヨーロッパディビジョン1 スウェーデン大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、オランダが優勝。2位にはアイルランド、3位にはスウェーデンが入った。

今大会には、アイルランド・イギリス・イタリア・オランダ・スウェーデン・スペイン・デンマークの7チーム(各チーム4人馬、トータル28人馬)が出場し、全人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

[ハイライト動画]

第1走行

第1走行では、ベルトラム・アレン(アイルランド)&ジン・チン・ヴァン・ヘット・リンデンホフ号など3人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)したアイルランドが総減点0で首位スタートを切った。

また、世界ランク2位のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)、同ランク5位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)を擁するホスト国・スウェーデンが総減点4でフィニッシュ。さらに、オランダ、イタリアの2チームも総減点4で走行を終え、3チームが2位タイで首位のアイルランドを追う展開となった。

第2走行

第2走行では、第1走行首位のアイルランドが総減点4でフィニッシュ。一方、2位タイにつけていたスウェーデン、オランダ、イタリアの3チームがいずれも総減点0で走行を終えたため、4チームが総減点4(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)で並び、勝負の行方は各チームの代表1人馬が出場するジャンプ・オフに委ねられることになった。

なお、この時点で総減点6のイギリスが5位、総減点19のデンマークが6位、総減点29のスペインが最下位に確定し、それぞれ敗退が決まった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

ダニエル・コイル(アイルランド)&チータ号、ルカ・マルツィアーニ(イタリア)&トーキョー・デュ・ソレイユ号、ジョニー・パルス(オランダ)&チャット・ボッテ・デュ・ルイゾー号、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクズ・マリーロウ号が出場したジャンプ・オフでは、すべての人馬が1落下の減点4でフィニッシュ。

そのなかで唯一、40秒を切る39.33秒をマークしたジョニー・パルス(オランダ)&チャット・ボッテ・デュ・ルイゾー号がジャンプ・オフを制し、オランダが見事に優勝を飾った。そして、タイム差によりアイルランドが2位、スウェーデンが3位、イタリアが4位という結果に終わった。

PHOTO:©FEI