オーストリア、イタリアなど8チームがFEIネーションズカップ・ファイナル 決勝ラウンドへ進出/CSIOバルセロナ2018

FEIネーションズカップ

[CSIOバルセロナ2018/CSIO5*-NC Barcelona]

現地時間5日、CSIOバルセロナ2018(開催地:スペイン/バルセロナ)にて、FEIジャンピング・ネーションズカップ・ファイナル2018 予選ラウンド(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)が行われ、オーストリア・イタリア・スウェーデン・ベルギー・オランダ・アイルランド・スイス・フランスの上位8チームが7日の決勝ラウンドに進出。他の7チームが6日のチャレンジカップへまわることとなった。

この競技には、アイルランド・アメリカ・UAE・イギリス・イタリア・オーストリア・オランダ・カナダ・スイス・スウェーデン・スペイン・ドイツ・フランス・ブラジル・ベルギーの全15チーム(各チーム4人馬、トータル60人馬)が出場し、全人馬が1回ずつ走行。走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、より総減点の少ないチームが上位となる。予選通過ラインに同じ総減点のチームが複数並んだ場合は、合計タイム差により順位をつけ、決勝進出チームを決定する。決勝ラウンドへ進出できるのは予選ラウンド上位8チームで、9位以下はチャレンジカップへまわる。

[ハイライト動画]

15チームで争われた予選ラウンドでは、マックス・クーナー(オーストリア)&PSGファイナル号、ジュリア・ハウトザハー・カイサー(オーストリア)&ステルホフス・カエターノZ号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)、フェリックス・コラー(オーストリア)&キャプテン・フューチャー3号が規定タイムオーバーの減点1でフィニッシュしたオーストリアが総減点1で首位に立つ。

さらに、ルカ・マルツィアーニ(イタリア)&トーキョー・デュ・ソレイユ号、リカルド・ピサーニ(イタリア)&チャクロット号がクリアラウンドし、ブルーノ・チミリ(イタリア)&タワー・ムーシュ号が規定タイムオーバーの減点1、ロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&アンソール・デ・リトレンジLXII号が1落下の減点4でフィニッシュしたイタリアも、同じく総減点1で首位に並んだ。

また、FEI世界馬術選手権大会2018で団体銀メダルを獲得したスウェーデン、予選最激戦区のヨーロッパディビジョン1を首位通過したベルギー、ディフェンディングチャンピオンのオランダが総減点4で3位タイに。

そして、FEIヨーロッパ選手権2017団体金メダルのアイルランドが総減点5で6位、総減点8のスイスとフランスが7位タイとなり、ここまでの8チームが7日の決勝ラウンドへ駒を進めることとなった。

一方、FEI世界馬術選手権大会2018団体金メダルのアメリカ、団体銅メダルのドイツは総減点8でフィニッシュしたが、合計タイム差で9位タイとなり、まさかの予選敗退。以下、総減点9のカナダが11位、総減点12のイギリスとブラジルが12位タイ、総減点30のUAEが14位、総減点34のスペインが最下位という結果に終わり、いずれも決勝ラウンド進出を逃した。

PHOTO:©FEI