[国民体育大会2022（いちご一会とちぎ国体）馬術競技]
2022年10月6日（木）～10月10日（月）の5日間にわたり、国民体育大会2022 いちご一会とちぎ国体 馬術競技（開催地：地方競馬教養センター／栃木県那須塩原市）が開催された。馬術競技は、成年男子・成年女子・少年という3つの種別で全23競技を実施。そのうち、成年男子の障害馬術競技は、トップスコア競技、ダービー競技、スピード＆ハンディネス競技、国体大障害飛越競技、六段障害飛越競技の5競技が行われた。各競技の結果詳細は以下の通り。
※上写真は国体大障害飛越競技を制した森本健史＆ヴァイスファーデン号（三重県）
成年男子
トップスコア競技
－優勝－
広田龍馬＆ニック・オブ・タイム号
（栃木県）
2022年10月6日（木）、国民体育大会2022 いちご一会とちぎ国体（開催地：地方競馬教養センター／栃木県那須塩原市）初日に成年男子トップスコア競技（トップスコア競技／90～150cm以下）が行われた。
25人馬が出場した競技中盤、10番目にスタートを切った開催県代表の広田龍馬＆ニック・オブ・タイム号（栃木県）が、90点、100点、110点、120点の高得点障害と200点のジョーカー障害をいずれも2回ずつクリアする会心の走行でフィニッシュ。2位の人馬に70点の差をつける1440点を叩き出し、見事に優勝を飾った。
続いて、林 義昌＆デスペラードAM号（千葉県）が1370点で2位、山口敬介＆クインティナ号（滋賀県）が1320点で3位、森本健史＆ヴァイスファーデン号（三重県）が1300点で4位、 山本 一＆インデラZ号（鳥取県）が1210点で5位、村岡一孝＆キングスクロス号（鹿児島県）が1010点で6位、小泉智史＆ダコナ号（新潟県）が970点で7位、 鈴木智明＆ヴァンスカインデルズ・ダイモンド号（宮城県）が900点で8位に入り、ここまでの8人馬が天皇杯ポイントを獲得している。
ニック・オブ・タイム号はオーストラリア産のオーストラリアン・ウォームブラッド種（18歳セン馬）。日本馬術連盟主催・公認競技会では、ナス・ウインターホースショー2021（1スター）でウインターグランプリ（中障害B決勝）優勝、那須グランドホースショー2022（4スター）でFEIワールドカップ・那須大会6位という結果に残している。
成年男子
ダービー競技
－優勝－
佐藤賢希＆コンタドーラ号
（長野県）
2022年10月6日（木）、国民体育大会2022 いちご一会とちぎ国体（開催地：地方競馬教養センター／栃木県那須塩原市）初日に成年男子ダービー競技（ダービー競技／125cm以下）が行われた。
2人馬が棄権したため、20人馬が出場した第1走行では、4人馬がクリアラウンド（減点0で走行を終える）し、ジャンプ・オフ（優勝決定戦）に進出。迎えたジャンプ・オフでは、すべての人馬がダブルクリアラウンド（減点0で走行を終えること）。そのうち、一番時計の33.09秒をマークした佐藤賢希＆コンタドーラ号（長野県）が見事に優勝を飾り、全日本ダービー競技チャンピオンの貫録を示した。
続いて、本田恵士 ジータ号（大阪府）が減点0、33.15秒で2位、石田侑奇＆クラリス号（高知県）が減点0、33.40秒で3位、増山誠倫＆アダマス号（栃木県）が減点0、34.98秒で4位に。以下、第1走行で減点2だった中村 勇＆フォンヴィア号（三重県）が5位、減点4だった菅原権太郎＆桜焔号（岩手県）が6位、同じく減点4の藤谷喜晴＆コニー号（和歌山県）がタイム差で7位、減点8だった西塚重二＆ケル・フラム号（埼玉県）が8位となり、ここまでの8人馬が天皇杯ポイントを獲得した。
コンタドーラ号はアイルランド産のアングロヨーロピアン種（12歳牝馬）。日本馬術連盟主催・公認競技会では、全日本障害馬術大会2022 Part II でダービー競技決勝優勝、那須グランドホースショー2022（4スター）でMBノーマル優勝、MBスピード＆ハンディネス優勝、オリンピック記念馬術大会2022（1スター）でラロ号記念障碍飛越（中障害C）優勝などの成績を残している。