ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)がLGCTグランプリ・ストックホルムを制覇/LGCT2019 第8戦・ストックホルム大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第8戦・ストックホルム大会/CSI5*GCT Stockholm]

現地時間15日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第8戦・ストックホルム大会(開催地:スウェーデン/ストックホルム)4日目に行われたLGCTグランプリ・ストックホルム(標準障害飛越競技/160cm)にて、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&Mオール・イン号が優勝。2位にはマリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号、3位にはジョス・バルーイ(ベルギー)&カラカス号が入った。

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、5番のジョス・バルーイ(ベルギー)&カラカス号。続いて、13番のレオポルド・ヴァン・アステン(オランダ)&VDLグループ・ミス・アンタッチャブル号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストで世界ランク2位のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&Mオール・イン号、LGCT2018チャンピオンのベン・マー(イギリス)&コンコナ号、フランク・シャッター(オランダ)&ライオネルD号、マリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号など8人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル10人馬で争われることになった。

なお、LGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)は減点4LGCT2017チャンピオンで世界ランク9位のハリー・スモルダーズ(オランダ)は減点16で走行を終え、いずれもジャンプ・オフへ駒を進めることはできなかった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのジョス・バルーイ(ベルギー)&カラカス号が第1走行に続いてクリアラウンド。いきなり36.82秒という好タイムをマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。

2番目のレオポルド・ヴァン・アステン(オランダ)&VDLグループ・ミス・アンタッチャブル号、4番目のマイケル・G・ダフィー(アイルランド)&ラプッチノ号も減点0でフィニッシュするが、いずれも一番時計を更新することはできず。

また、5番目のベン・マー(イギリス)&コンコナ号、6番目のウィルム・バーミアー(ベルギー)&DMジャックモット号、7番目のマルコ・クッチャー(ドイツ)&チャッズ・オブ・ブルー号はいずれも減点4で走行を終え、優勝争いから脱落。さらに、8番目のフランク・シャッター(オランダ)&ライオネルD号はクリアラウンドをきめるが、タイムは36.90秒とわずかに届かない。

しかし、9番目のマリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号が35.36秒でクリアラウンド。シャッターをかわして首位に躍り出ると、観客席からは大きなスタンディングオベーションがわき上がる。

そして、いよいよ最終10番目のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&Mオール・イン号がアリーナへ。地元ファンの大歓声と拍手に迎えられたホスト国・スウェーデンの英雄とその愛馬は、驚異的なターンバックと豪快な飛越を次々に繰り出しながらゴールまで駆け抜け、見事にクリアラウンド。一番時計を1.4秒更新する33.95秒を叩き出し、LGCTグランプリ・ストックホルムを制した。

この勝利により、フレデリクソンは優勝賞金112,200ユーロ(約1,369万円)と11月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権を獲得した。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso