マルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)がリックストトグランプリを制す/キングスランド・オスロホースショー2021

海外障害馬術競技会

[キングスランド・オスロホースショー2021/CSI5*-W Oslo]

現地時間16日、キングスランド・オスロホースショー2021(開催地:ノルウェー/オスロ)4日目に行われたリックストトグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、マルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&オボラズ・クロエ号が優勝。2位にハリー・アレン(アイルランド)&ギネス号、3位にハリー・チャールズ(イギリス)&ボルサト号が入った。

第1走行

出場30人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のジャック・ウィテカー(イギリス)&ハヤ・ロマN号。続いて、10番のハリー・チャールズ(イギリス)&ボルサト号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク5位でパンアメリカン競技大会2019個人・団体二冠のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&オボラズ・クロエ号、ヴィクトリア・ガリクセン(ノルウェー)&ベル・フェイビニアZ号、ガイア・ガリクセン(ノルウェー)&グランディーノH号、ケビン・ヨーケムス(オランダ)&エマートン号、ハリー・アレン(アイルランド)&ギネス号の5人馬がクリアラウンド。トータル7人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク11位のケビン・スタウト(フランス)は減点4、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルを過去3度制しているマーカス・アーニング(ドイツ)は減点8でフィニッシュし、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、2番目のハリー・チャールズ(イギリス)&ボルサト号が33.82秒でクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたジャック・ウィテカー(イギリス)&ハヤ・ロマN号をかわして、首位に立つ。

3番目のヴィクトリア・ガリクセン(ノルウェー)&ベル・フェイビニアZ号、4番目のガイア・ガリクセン(ノルウェー)&グランディーノH号、5番目のケビン・ヨーケムス(オランダ)&エマートン号も減点0で続くが、いずれも一番時計を更新することはできない。しかし、6番目のハリー・アレン(アイルランド)&ギネス号が32.92秒でクリアラウンド。チャールズのタイムを上回り、首位に躍り出る。

そして、いよいよ最終7番目のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&オボラズ・クロエ号がアリーナへ。大きなプレッシャーがかかる中でスタートを切った人馬だったが、一番時計を1秒以上更新する31.73秒でクリアラウンド。見事にリックストトグランプリを制し、優勝賞金225,000ノルウェークローネ(約305万円)を獲得した。

PHOTO:© Kingsland Oslo Horse Show